株式会社ビズリーチが2021年11月に行った「将来のキャリアに関する調査」を見ると
2023年卒の学生がキャリア形成について、どのような考えを持っているかがわかってきます。
Contents
○新卒で入社する会社を選ぶ際に、将来の転職を視野に入れている
「新卒で入社する会社を選ぶ際、将来のキャリアのために転職を視野に入れているか」という
質問に対しての回答結果を見ると「強く意識している」が17%、「やや意識している」は38%と、
全体の半数以上が入社前から「転職」を意識していることがわかりました。
○主体的にスキルアップをすることで、企業に頼らないキャリア形成を意識している
「将来のキャリアを考える際、企業に依存しないキャリア形成を意識しているか」という質問に対しては、
25%が「強く意識している」、46%が「やや意識している」と回答しており、
7割以上が企業に依存しないスキルアップやキャリア形成を意識していることがわかりました。
○スキルアップやキャリア形成を重視する傾向がある
現在、不確実で変化の激しい社会であるからこそ、そのように感じている学生が多いです。
希望退職や新型コロナウイルスの影響による休業などのニュースを目にすることで、
「自分は大丈夫だろうか」と感じる学生は非常に多くなってきています。
(これは学生だけでなく、求職者全般に言えることです)
では、どのようなキャリア形成やスキルアップの支援があるのでしょうか?
実際に行われている取組みをもとに、おすすめをご紹介させていただきます。
すでに人事評価制度を導入されている企業の方も多いかもしれません。
ポイントとしては、成果とプロセスの両方を評価することにあります。
成果だけでなく、目標達成に向けたプロセスも評価の対象にすることで、
1人1人の価値観や強みが発揮され、日々の行動から目標を意識させることができます。
目標を設定する際は、会社としての目標だけでなく、
個人としての目標を聞き、しっかりと擦り合わせ
方向性を確認していくことが重要です。
会社の成長=個人の成長になるように、
しっかりと整備していくことが重要です。
1on1ミーティングとは部下と上司が短いサイクルで定期的に行うもので、
部下が仕事で得た体験や失敗談、課題や悩みを上司に共有することで、
信頼関係を構築するものです。
ポイントは、部下を中心としたミーティングにすることです。
メリットとしては、部下が上司と話す機会を定期的に設けることで、
自分自身で振りかえる習慣が身に付くことで成長が期待できます。
社内転職制度とは、社内の異なる部署や職種に異動できる制度のことです。
別の部署への異動は、通常会社側からの辞令によって行われるものですが、
社内転職制度は社員の意思に基づいて、部署間や職種間の異動を促していくものです。
メリットとしては、退職することなく仕事を変えられることです。
今の会社を辞めず、勤務地や給与面も今までと同じ条件で働くこともできるので、
通常の転職よりリスクが低いです。
また、社内転職であるため、事前に異動先の環境を十分に把握することができ、
ギャップが少なく、仕事を変えることができます。
以上、おすすめの取組みを3つご紹介いたしました。
ぜひ自社でできそうなものから取り組んでいただき、
すでに取り組んでいるものがあれば、会社紹介の時にアピールするポイントとして
あげてみてください。
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