本日は、もう何度目かになる
渡邉美樹さんの講演に参加します。
実際のところ、
渡邉美樹さんはすごい経営者だと
思いつつも、
渡邉さんの部下への厳しい対応、
「頭を何度もスリッパで
ひっぱたいていた」
というエピソードとか、
「今すぐビルから飛び降りろ」
といった発言などに関しては、
本当に、勿体ないと思っています。
その部下との信頼関係は
できていたので、
それ自体は何の問題にもなっていません。
しかし、悪意をもてば、
これらも発言の一部が切り取られ
パワハラ問題として
拡散していきます。
やはりある規模になると、
指導、テキストにする言葉も含め、
十分な配慮が必要になります。
ワタミの理念集に書かれて
話題になった「24時間365日働け」
という記述。
常に仕事のことを
考えなさいという趣旨であって、
そこまで働き詰めろ
という意図は無いのは明白ですが
政治家になったこともあり、
びっくりするぐらい叩かれました。
この本を以前読んでいて、
和民はベースは人材育成の
会社なのだと思っています。
久しぶりの講演なので、
楽しみにしています。
さて、ブラック企業問題。
低賃金で長時間労働を強いる
「ブラック企業」は、
厳しい競争環境の中で
事業モデルで付加価値の
低い商品やサービスを
提供する企業が、
徹底的に利益水準を
高めようとしたときの
極めて現実的な選択肢です。
高い価値を生み出す
事業モデルに変わらない限り、
人件費を切り詰めて
利益を高めようとする
企業行動は、
経済的には合理的です。
誰もができる仕事しか
出来ない人は、
薄利多売の事業モデルで
経済合理性一辺倒の
ブラックモデルに
搾取されるのは
産業革命依頼続く
普遍的なモデルだともいえます。
まともな会社を
運営し続けようと思うと、
高い専門性を身につけ
新しい価値を生み出す力を
高めるのは必須条件だといえます。
人材育成に感心を払わず
安い賃金で社員を使い捨てる
ブラック企業に対し、
社員の創造的学習力を
高めることに力を注ぐことで、
自社のイノベーション力を
高めるホワイト企業を
目指していかないといけません。
ホワイト企業とは、
福利厚生が充実した人に
優しいだけの
安定志向の企業ではありません。
ホワイト企業は、
自社のイノベーション力を
高めるための人材開発に力を入れ、
イノベーションの成果に
結びつく実践と実力を重んじます。
自社の利益を上げるため
社員を使い潰すブラック企業は、
擁護されるものではありません。
ですが、
イノベーション力を
高め企業の稼ぐ力と
伸びる力を引き上げない限り、
薄利多売となり
経済合理性からいえば、
ブラック企業は
今後も生まれ続けます。
自社がブラック企業に
ならないためには、
圧倒的な競争源泉の
開発が必要です。
それをどこに求めるか。
社員のやる気も大切だけですが、
社員にやる気だけ持たせて、
素手で戦わせるのは
避けないといけません。
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
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