プロ野球の元監督
野村克也氏の夫人
野村沙知代さんが
85歳で亡くなりましたね
1978年に結婚され
第一子・克則氏も
プロ野球選手になりました
彼女の息子である
克則氏はプロ野球の登録名は
イチローの様に「カツノリ」
とされていたのはご存知でしょうか
ポジションは父親と同じ
キャッチャーとしてプロ野球
選手になりました
野村克也氏が育成した選手で
有名なキャッチャーは
古田 敦也がいます
人材業界には
面白い逸話があり
古田 敦也を育成したのは
当時の監督である野村克也氏
というのは本当なのか?
というもの
なぜかというと
当時野村監督が古田選手を
じっくり時間をかけて指導したから
名キャッチャーになれたのだというのなら
彼の息子であるカツノリは
なぜ名キャッチャーに
なることができなかったのか?
野村監督は息子であるカツノリを
おそらく古田以上に熱心に指導した
のではないか?
しかし、カツノリは
古田以上になることはなかった
その原因は
明らかに「素材」の違い
だというもの
つまり、古田は
野村監督が監督として
いるという環境の中で
自ら育ったのであり
カツノリは同じくか
もしくはそれ以上の環境を
与えられながらでも
育たなかった
つまり、名プレイヤーというのは
教育によっては育たないという説で
何よりも採用する「素材」が重要で
素材が十分でなければ
いくら名監督が育て
名キャッチャーを育成している
手腕をもってしても
誰でも
名キャッチャーにはできない
つまり、
「教育には限界がある」説
大学時代は活躍していましたし
プロ野球選手になるだけでも
すごいことですけれどね
採用にこだわらなければならない
理由の大きなポイントとして
教育には限界があることを
しっかりと理解した上で
良い人材を採用する
努力をしなければ
誰でも育成できる
わけではありません
中小企業の経営者でも
突然右腕の採用を頼まれるのも
難しいのですが
誰でも育てる自信がある
という人にお会いすることもあります
それは大きな勘違いで
育ててきた人材は
育つだけの素材であったということ
教育をするときは
「誰でも育つものだ」という
信念で教育をしなければなりませんが
採用をするときには
「カツノリは古田にはできない」
ということを肝に命じて
採用活動を設計しなければなりません
心構えとしては
相反することを言って
難しいのですが
採用活動時の責任として
「教育でどうにかすればいい」
というのは
考えてはいけない
と思っておいてください
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株式会社シナジー
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