安芸高田市の石丸市長が
「恥を知れ恥を!」と言っていた時期から
注目していましたが、
最近になりまた一段と世間の注目を浴びていますね。
本当にSNSをうまく活用して
世間が市に注目するように仕向けているなぁと
とても感心しました。
よくその中で石丸市長が
是々非々で物事を判断しているという話をされます。
是々非々とは「良いものは良い。悪いものは悪い。」と判断することで、
グレーを作らず、はっきりとさせ
ちゃんとその理由を説明しようということです。
何かを大きく変えようと改革するときにはこの考え方は良いと思います。
一方、経営において改革しようと考えるときには
ゼロサム(0か100か)思考は危険であるなと思います。
白か黒か。正論を打ち上げたときに
はっきりさせようとする人も出てくると思います。
正論ですので間違いではありません。
しかし、一般的には同時にすべてやろうとしても難しいこともあります。
利益か社会貢献、成長か安定、優しさと厳しさ、
ES(社員満足)とCS(顧客満足)、
目の前の仕事と経営等色々あろうかと思います。
もちろんどちらもするためにはどうやったら良いのかと考え、
行動することはとても大切です。
例えば、新規事業を進める時や新規出店などで
迷う場面は多くあると思います。
早めに見切りをつけるべきか、
それとも簡単にあきらめてはいけないと考えるべきか。
この対極した状態というのは
経営者であれば誰しも通る道なのでは無いかと思います。
私はゼロサム思考で決めるのではなく、
その対極したものを結合したバランスが
とても大事なのでは無いかと思います。
水と油のように混ざらないものを
混ざらないものなのだと決めつけ
思考停止に陥るのではなく
どうやったらそれが混ざるのかを考えることが
大切だと思います。
実際に水と油の状態にある物でも、
工夫をすることで混ざることもあります。
何かを付け足したり、何かを引いたり
はたまた混ぜ方を変えてみたりすることで
相反すると思われるもののバランスは取れるはずです。
そのためにはしっかりと学び行動することで
そのきっかけや気付きが生まれてくると思います。
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