ある調査によると、2025年卒の学生は
大学3年生の1月時点で約25%の学生が内定をもらっています。
2025年卒からインターンシップの定義が変わり、
条件を満たせば、インターンシップと選考を
紐づけて良くなったこともあり、
就活の早期化の流れはますます進みそうです。
少子高齢化が進み、日本全体の若者が減少していく一方で、
以前に比べ進学率が高くなったことから、
実は大卒の人材は30年前に比べると増えているというデータもあります。
時代に沿った形で採用活動を進めることで
採用成功につなげることができます。
そこで、現在の大卒採用のポイントをいくつか紹介します。
①オンライン化による競合の増加
新型コロナウイルスの感染拡大もあり、
採用活動においてここ数年でオンライン化が進みました。
これまでは地方の学生が都市圏の企業を受ける場合、
物理的な制約が多かったですが、
オンラインで気軽に選考を受けられるようになり、
遠く離れた企業も選択肢として入るようになりました。
以前までは、エリアをある程度絞って就活をする学生が
多かったですが、現在はオンラインで選考を受けられるようになり、
エリアを広く考える学生も増えてきています。
企業側とすると、これまで競合になりえなかった
他都道府県の会社の動きも意識することがとても重要になってきています。
②早期化&長期化
冒頭でもお伝えした通り、就活の早期化が進んでいます。
そのため、企業側はより早い準備
あるいは通年を通して、様々な活動を行わなければいけなくなりました。
また、大学1、2年生の低学年から、
将来のキャリアを見据えた活動にも
積極的に参加する傾向になり、1、2年生に向けた採用活動も重要になります。
早期化と同時に長期化する傾向にあり、早めに接点を取った学生を
フォローし続ける活動をしなければいけません。
③情報が溢れかえっている
多くの情報が日々スマホを通じて学生に入ってきています。
現在、主流になりつつあるスカウト型のアプリでも、
とりあえず登録するだけで、すぐに多くの企業からオファーをもらえる状況です。
また、就活のアプリだけでなく、
SNSや口コミなどを通じて、様々な情報を得ています。
そのような事実を企業側は認識し、自社の情報が埋もれないように、
素通りされないように、エッジの効いた情報を発信することが重要になります。
大衆に刺さるメッセージではなく、
特定の人物に刺さるメッセージを発信することで、
結果として効果的な採用活動に繋がります。
以上、現在の大卒の就活状況の特徴をまとめました。
今後の採用活動に活かしていただければ幸いです。
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