経営者向け
2024/04/15 (月)
小濱亮介

ビジネスリーダーへの洞察 「ソフト老害」と自己更新の重要性

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現代社会における経営者やリーダーの役割は、
絶えず変化し続けるビジネス環境の中で
組織を率いることにあります。
しかし、この変化を前向きに捉え、
自己更新を図ることは簡単なことではありません。

今回は、放送作家であり「離婚できない男」の監督としても知られる
鈴木おさむ氏の最新作『仕事の辞め方』を通じて考えた、
ビジネスマインドについて書きたいと思います。

この書籍の内容を簡単にいうと、
仕事に対する情熱が失われ、ワクワクしなくなった結果、
老害になり周囲に迷惑をかけると考え
仕事を辞める決断をしたという話です。

しかし、仕事をやめることは決して自己犠牲ではなく、
自分の幸せを見つめ直すチャンスでもあると言うのです。

自分の人生を俯瞰し、価値観や目標を明確にすることで、
自分が本当にやりたいことや自分にとっての幸せが見えてきます。

天職とはなにか。そんなことを考えさせられる本でした。

私がとても印象に残っている点は「ソフト老害」という概念です。

これは、自己の方法に固執し、変化や新しい意見に対して
閉じた態度を取る人々を指します。
40代以上のビジネスパーソンに多いとされるこの傾向は、
組織内での革新的な動きを阻害する大きな障壁となります。

ビジネスリーダーとして、私たちは常に自己反省の重要性を認識し、
自己更新を促進する必要があります。

ビジネスリーダーとして、私たちは常に自己反省の重要性を認識し、
自己更新を促進する必要があります。
鈴木氏の示す「ソフト老害」に陥らないためには、
次のような点が考慮されるべきだと考えます。

1.新しいことに挑戦する勇気を持つ
変化は恐れるものではなく、成長の機会です。
2.変化に対応する柔軟性を持つ
環境の変化に適応し、組織を前進させる能力は価値あるものです。
3.若手の意見を積極的に聴く
異なる視点や新しいアイデアは、組織の革新を促進します。

最終的に、仕事を辞めるかどうかは、
より良い人生を送るための選択のひとつに過ぎません。

重要なのは、自分自身の価値観や目標を明確にし、
自分にとっての真の幸せを追求することです。
鈴木氏の『仕事の辞め方』は、
私たちが自己更新を通じて
より良いリーダーになるための重要なヒントを提供してくれます。

ぜひ気になる方は読んでみてください。

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事。2021年に執行役員に就任。 これまでに2,000名以上の転職相談を受けた経験から求職者の視点を取り入れた中小企業の採用戦略を立てることを得意とする。 社内で新規事業の立ち上げを5事業ほど経験し、自身も2019年に社内起業を行い、代表も務めている。 様々な経験から採用戦略、経営戦略、システム構築などのアドバイザーとして活躍しており、10社以上の顧問先持つ。
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