事業を加速させるためには、人がとても重要です。
人手不足や人材不足を補う手段としては、
自社で直接雇用することが一般的ですが、
形にとらわれず業務委託やパートナーなど、あらゆる人に、
あらゆる形で参画してもらうことも考えなければなりません。
今後ますます人手不足に陥る日本においては、
可能性を広げておくことはとても重要です。
そのような体制を作るにはどうすれば良いのでしょうか?
どのような人材に対して関係性を作っていくのか、
事例を踏まえてお伝えします。
◯選考辞退者・内定辞退者
選考辞退者・内定辞退者と関係性を構築することです。
特に、内定辞退者は、自社が求める基準をクリアしている人材で、
活躍してくれる可能性が高いです。
辞退してしまった人材からすると、興味はあるものの、
断った手前もう1度選考を受けることに対して、
引け目を感じてしまうことは多いです。
新卒者は、入社3年以内に3人に1人は辞めます。
次の候補先に選んでもらえるように、定期的に情報交換や
連絡できる関係性を作ると良いです。
◯退職者
退職した人材に、再び入社してもらうことです。
退職者の再雇用の促進については、アルムナイ採用として
大企業中心に、最近取り入れている事例が多くあります。
自社で働いたことがある人材は自社の文化を理解しているので、
すぐに活躍してくれる可能性の高い貴重な人材です。
また、外部の仕事を経験しており、自社にないスキルや
ノウハウを持ち帰り、取り入れてくれる可能性もあります。
他社を経験している分、改めて自社の良さを理解し、
長く働いて活躍してくれる傾向にあります。
◯インターンシップ経験者
インターンシップ経験者に関しては、多くの企業が
取り組んでいると思います。インターンシップに参加した学生が、
そのまま入社するケースは多いです。
ただ、インターンシップから選考の期間が長く空いてしまい、
その期間フォローせずに離脱させてしまうということも
あるでしょう。就職活動が長期化しており、他の企業へ
目移りしてしまう可能性も高いので、インターンシップ後も
接点を取り、フォローし続けることがとても重要です。
◯アルバイト経験者
自社でアルバイトを経験した学生や人材です。
特に、新卒採用活動においては、学生がアルバイトを行う確率の高い
飲食店などで有効です。
学生は、正社員で行う仕事とアルバイトで行う仕事の違いを
理解していないことが多いです。
何がどう変わるのか、どのようなキャリアを歩んでいけるのかを
明確にしておくことで、アルバイトから入社してくれる人材を
獲得することができます。
◯一緒に仕事がしたことがあるフリーランス等
現在、業務委託で仕事を頼んでいる、または過去頼んでいた
フリーランスや個人事業主の方も採用の対象になります。
一緒にパートナーとして仕事に取り組んでいた分、
自社理解もあり、能力も理解していると思います。
フリーランスとしてではなく、自社に所属して働く魅力を
いかに伝えるかがとても重要になります。
一筋縄ではいかないですが、根気強く、
地道に行っていくことで、身を結ぶこともあると思います。
以上、代表的な関わりをまとめてみました。
ポイントとしては、関わる”あらゆる人”が
採用の対象になり得るということです。
そのような意識を持つことで、
もっと採用の視野が広がるのではないでしょうか?
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