社内にはたくさんの仕組みがあると思います。
仕組みとはなにか?という話をするときに
以下のように定義づけています。
仕事をなくす、任せる、時短化する。
無くすことや時短化することは自分の仕事なので
自身で完結することができます。
自分の仕事を他のメンバーに任せるときは、
「いつ、誰が、どのように」というルールを
決めれば任せることができます。
しかし、そのルールが守られず、
任せたことができないないという事象は
誰にでもあるのではないでしょうか。
任せた業務が毎日行う業務であれば、
報告を受ければいいかもしれませんが
月に一回とか年に数回みたいな業務は
実行されないこともあるかもしれません。
やはり自分では無い誰かに任せるので
「やらない、できない、忘れる」とか様々な原因で
実行されないこともあります。
その時に、「〇〇くんだからこうなるんよ」とか
「△△さんの能力が足りない」というように
人のせいにしては何も解決しません。
経営者や管理者が業務において着目しなければならないのは
ヒトではなく、コトなのです。
自分の業務を人に任せるために作った仕組み、
ルールに着目して対策を取らなければ
何も解決しないということです。
ついつい自分自身の優位性を保つために
「〇〇くんだから駄目なのだ」と言ってしまいがちです。
「うちの社員は全然駄目で」と言っていたら、
経営者としての仕組みづくりの能力が無いと
言っているようなものです。
この人だから売れるとか
あの人だから売れないというのも
売り方の仕組みができていないのです。
ヒトに目を向けてそちらのばかり考えてしまうと、
思考停止してしまいます。
人が失敗したり、任せていたことが遂行されないときに
事実ベースでなぜそのようなことが起きたのか。
これを明確にして誰でもできるようにすることが
仕組みにおいてとても大事です。
悪いのは”ヒト”ではなく”コト”なのです。
コトに目を向け、原因の追求をして対策をしていくことが、
企業が成長していくうえでは必要になります。
そうすると失敗したり、遂行されないときに
「なんで?」と落胆することなく「もっと良くなる!」
というような気持ちに変わっていくので、
そういったマインドで仕組みに取り組んでいくと良いと思います。
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