その他ノウハウ
2018/05/16 (水)
乾 恵

広報活動の目的は、広報ではない

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昨日は自分が所属している
東広島商工会議所青年部の
前期通常総会が行われました

 

総会は

規約上、会員によって
構成される会議で団体の最高の
意思決定機関

担当の総務委員会は年3回ある
この通常総会を滞りなく進行
させていくことが至上命題です。

 

昨日の総会を担当した
総務委員会のみんなは
ホッとしている様子でした。

 

去年自分も総会を担当する
総務でしたが、広報活動も
同時に付帯された

総務・広報委員会

という広報活動も
兼務していました。

 

 

この広報活動は
実はかなり難しい活動です。

 

それはなぜかというと

 

Contents

広報の目的

多くの企業や団体の広報の
目的は実は広報ではありません。

 

では、広報の本来の目的とは
何でしょうか。

 

多くの企業や団体では
広報という名前は付いていますが
本来の活動目的は

パブリックリレーションズ
(Public Relations)

つまりPR活動
だと言えます。

 

では
広報活動と
PR活動の違いは何でしょうか?

 

広報活動

「情報発信を行う」
という点においては同じですが

「広報」を文字どおり解釈すると

 

広く  = 社会に対して
報ずる = 知らせる

 

という意味になります。

 

言い換えると
企業や団体が社会に向けて
“情報発信する”ことが「広報」

 

しかし、多くの企業や団体が
ただ情報を広く知らせるだけ
を目的にしていることは
ありません。

 

ほとんどの活動は
PR活動です。

 

 

PR活動とは

企業や団体に必要となる資源を
集めるために行う活動です。

 

 

経営資源というと近年では
ヒト・モノ・カネ・情報
といった4要素を言われますが

 

その必要な資源を
引き寄せることが
PR活動の最大の目的です。

 

企業であれば例えば

☑出資したいという声がかかる
☑入社したいという人が増える
☑協業したいという誘いがある
☑ファンが生まれ売上があがる
☑必要な情報が入ってくる

といったようなことが
起きればPR活動は成功です。

 

 

あらためて
多くの企業や団体は
広報活動といいつつ
本来はPR活動を行い
活動に必要な資源を
集めることが最大の目的
となります。

 

自分たちの組織や
製品・サービスが置かれている
状況をまず把握

PRすることで
どういったことが起きるのが
理想かを考えて

どうすれば
その望ましいことが起きるのか
逆算してPRを考えます。

 

やみくもに情報を発信すると
効果的な成果が期待できません。

 

PR活動を始める前に調査を行い
課題・機会を把握・分析し
誰に向けてPRを通じて
コミュニケーション活動を行うのか

またそのターゲットは
どのようなプロフィールをもつ
グループなのかを考える。

 

常にPR活動は

1.起きて欲しい理想の現象を決める
2.ターゲットプロフィールを決める
3.ターゲットの認知にどの様に影響を出すか決める
4.そのために必要な情報を発信する

 

PR活動を通じて
認知価値を向上していくというのは
軸がしっかりしていないと
気にしてもらえないため
ターゲットに魅力を
伝えることができません。

 

採用活動をするときにも
広報活動と
PR活動は違うので
しっかりと設計して
望んでみてください。

 

 

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