特定技能とは
人手不足が深刻な14業種において、労働力を補充するために
相当程度の経験を有する外国人を採用できる制度です。
「相当程度の経験を有する」と言っても
具体的にどれくらいの経験や技術があるのか
また、雇った場合に他の日本人の社員とうまくやっていけるのか
分からないことが多いと思います。
今回はそのようなお悩みにお応えするために
特定技能で雇える外国人には具体的にどのような技能を持っているのか
どのような特徴があるのか紹介します。
Contents
①特定技能の技術的な特徴
②特定技能の日本語能力
③まとめ
まず、
外国人が日本で特定技能として働くためには
2つのうちどちらかの条件を満たす必要があります。
①就業を行う業種の技能試験と日本語試験両方の合格
②技能実習として3年以上日本で働いて
技能実習中に受ける技能試験にも合格をしている
このどちらかを必ず満たしているのですが
現在日本で働いている特定技能外国人のうち
ほとんどが②の技能実習を3年以上終えた人です。
経験している業務は業種や技能実習先の会社の方針によって様々ですが
日本人と3年間問題なく働いた経験があり、
3年間で試験合格に必要なレベルの技術を身に着けている
そんな人が特定技能として働けるというわけです。
技能実習を3年間終えた人(修了予定者)が受験する
「随時3級技能検定」と呼ばれる実技試験があり
特定技能で働くためには合格している必要があります。
随時3級のレベルは業種によって多少誤差はあるが
初級の技能労働者が通常有すべき技能と知識の程度と言われており
自動車整備士資格でいうと3級と同等レベルです。
自分の業種で働く外国人がどれくらいの技能レベルを持っているか気になる
という方はお気軽に弊社相談窓口までお問い合わせください。
外国人を採用する上で一番心配になるのが「言葉の壁」です。
技能実習を雇ったことのある方は、
言葉がほとんど通じず、コミュニケーションを取るのに
苦戦をされて経験がある方もいらっしゃると思います。
特定技能は前述の通り
日本語の試験で合格しているか、
3年以上日本で働いた経験を持つ外国人しかなることができません。
具体的には日本語試験は「N4」以上に合格している必要があります。
N4は英検でいうと4級と同じくらいのレベルで
中学生で習うような日常的な言葉を読んだり、書いたり、話すことができます。
日本語能力試験の公式サイトでは
N4は「基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも
身近な話題の文章を読んで理解することができる」
「日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば
内容がほぼ理解できる」
という風に記述されています。
日本で3年働いた経験のある外国人は
いわば3年間留学の経験をしているのと同様で
日常的な言葉に加えて、その業種で使われる専門用語についても
技能実習のうちに覚えてしまっていることが多いです。
また、特定技能の中には
N3レベル(自然な会話スピードでもほぼ理解できる)を持っている者もいれば
それより上のN2レベルの日本語力を持つ者もいます。
日本語力は面接の段階である程度把握することができるので
まずは数名の外国人と面接を行ってみることをおすすめします。
外国人を雇って人員不足を解消したいと思っても
雇ったはいいが、全然仕事ができなかったらどうしようか・・・
日本語が通じなくて日本人のスタッフとの間で問題が起きたりしないか・・・
などなど不安や心配が大きいと思います。
弊社シナジーは特定技能の登録支援機関の認可を取得しており
実際に特定技能外国人の方と話したり
人手不足で悩んでいる企業に紹介を行ったりしていますので
具体的にどんな人が働いているのかご案内することができます。
少しでも気になることがありましたら
お気軽にお問い合わせください。
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