地元大学生を
地元企業就職に就職を強く
促す意味はあるのだろうか。
地元大学を卒業した学生も
県外大学を卒業した学生も
同じ1人は1人だと考えると
新卒者を採用するという
意味で言えば
地元大学の
地元就職を高める
意味は見出だせません。
むしろ地元愛を煽って
何の競争力もない
非効率な事業を行っている
会社に若者を就職させる
べきでもありません。
事業の構造をしっかりと
変えなければ地域は発展
しないとも思いますし
単なる労働力確保のために
引き留めるなら
若者の将来にとっても
決してよくないわけです。
地方に就職する場合
地方の中小企業が一番欲しいのは
将来会社の中心になり得るような
期待の人材などではありません。
地方の中小企業が一番欲しいのは
今日・明日の納品や、現場の欠員を
埋めるための人手です。
正直にいえば
地方中小企業のための
採用活動を支援するといっても
会社の未来をつくる
お手伝いはできても
地方中小企業は
未来の優秀な人材をあまり
求めていないのが現実です。
とにかく地方中小企業が
求めているのは
人材ではなく人手です。
そんなことはない。
ウチでは、優秀な人材は
喉から手が出るほど欲しい
とおっしゃる経営者はいますが
悲しいかな
優秀な人手を欲している
ケースが大半なのです。
優秀な人材を紹介すると
その優秀な人材を活かし
養えるビジネスモデルを
持っていないので
錆びついた産業構造の
ビジネスに人材を突っ込み
逃げられるハメになるわけです。
ソコで言われるのが
仕事にやりがいはないし
給料は高くないけれど
頑張れる優秀な人材が欲しい
というオーダーなわけです。
それは優秀な人材という定義を
便利に拡大解釈しすぎています。
優秀な人材とは、会社や
仕事職種によって
定義が異なりますが
3つくらい共通部分
をあげてみます。
一つ目
自分の役割やミッションの
本質を理解しているので
優秀な人材は
会社における自分の役割を認識し
自分の行わなければならない仕事
ミッションの本質を
理解することが出来ます。
細かい部分まで詳細に
把握することはないとしても
少しの情報量で物事の本質を
見抜くことが出来る能力は
あらゆる分野において力を発揮します。
二つ目
内省の力に秀で、継続的に自分に問うことができる。
人間というものはいつも
自分の失敗から逃げたい
という思いと戦っています。
誰しもが自分の行動の結果
起こった失敗を認めたくないものです。
失敗したことについて自分ではなく
他の人に責任転嫁するようになると
原因を自分に見つけることが出来ず
いつまでたっても結果の見えない
負のスパイラルにはまり込んでしまいます。
しかし、
「優秀な人材」は
常に自分を見据えて
「自分のどこがだめだったから
こうなったのか。」
「何を変える必要があるのか」
と言った点を自分に問い続けるため
結果に対して反省し
次に生かすことが出来るようになります。
三つ目
物事(特に困難な出来事)に対し
前向きに捉えている。
優秀な人材とは
困難な出来事の面しても
あきらめず常に前に
進んでいこうという前向きな
態度が見られます。
こんな人材を
やりがいもなく
安い給与で採用する
方法はありません。
しかし
地方中小企業の
若者の地元愛搾取により
優秀な人材に
やりがいのない仕事を
地元愛で穴埋めさせながら
働かせるなんてことは
させてはいけないと思うわけです。
地元就職を促進させるのであれば
ぐっとくる事業をしないと。
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
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