学生たちに聞くと
みんな口をそろえて
こういいます。
最初に入社した会社に
定年まで勤めたい。
学生も社長も、
一生を共にしようと、
社会人生活をスタートさせます。
私は新卒が大好きです。
何も知らないところから
育てるのは大変ですが、
それを補って余りある喜びが
新卒採用にはあります。
新卒採用のメリットを
色々な方から聞かれます。
経営の戦略において
有効な一手ではありますが、
メリット以上のものがあります。
例えば、何でも受け入れる素直さ。
これから頑張るぞ!
という高いモチベーション。
未来への可能性。
キラキラ輝く人間は
見ているだけで
楽しいのものです。
ですが、新卒の感動は、
その採用の流れにあります。
出会いから何ヶ月もかけて、
何度も何度も話をし、
最後に入社を決めてもらう。
新卒で入社できる会社は
一社しかありません。
たくさんの出会いの中から、
自社を選んでもらう喜び。
中小企業の社長が
新卒にハマってしまうのは、
こういった喜びがあるからです。
しかし、そういう感動的な
出会いがあったとしても、
一生働いてもらうことが
難しい時代になってしまいました。
社会が変化すれば、
会社も変化し、
仕事のやり方も
変化しなくてはなりません。
会社が永続するためには
変化は欠かせません。
ビジネスモデルが
変化した結果、
必要とする人材が
根底から変化してしまう。
自社と相性の良かった人材も、
そうではなくなってしまいます。
ビジョンを語り、自社をPRし、
一生懸命に口説いて、
やっと入社してもらった人材。
ミッションには共感する。
ビジョンも好きだ。
でも、自分が得意なところが
活かせないから、楽しくない。
早すぎる時代の変化は、
私たちの心を揺さぶります。
会社の変化に合わせて、
人も変化すればいい。
そういう意見もあるでしょう。
しかし、人にはやはり、
好き嫌いもあれば、
向き不向きもある。
会社と共に変化することが
正解だとは限りません。
好きで入った会社だけれども、
好きではなくなってしまう。
悲しいことではありますが、
避けられないことでもあります。
一度でも好きになった人と
別れる時、
その別れはきちんとした形で
行いたいものです。
自然消滅ではなく、
罵り合うのでもなく、
お互いが納得出来る別れになるように。
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~
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