昨日と今日は
島根県出雲市に行っていました
商工会議所青年部の活動で
全国から中国地方の出雲市に
集まってくるということで
出雲のメンバーも
大変だったと思います
ちなみに、現代では10月を
神無月(かんなづき)といいますが
出雲では旧暦の10月を
神在月というそうです
それは、出雲大社の大国主大神
(おおくにぬしのおおかみ)
の元に全国の神々が集まると
されているからです
とても有名な話ですが
全国の地域では神様がいなくなるため
「神無月」といいますが
出雲には神々が集まるので
出雲では逆に
「神在月」といいます
余談ですが、唯一伊勢神宮の
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
だけは神在月の期間も伊勢神宮に
いらっしゃるのだそうです
神在月では、神議(かんばかり)
という会議を神様が集まって行い
男女の縁や、人の縁
仕事の縁や、お金の縁などを
どのように結びつけるかについて
決めているとのこと
神在月は旧暦の10月ということで
毎年日付が変わるのだそうですが
今年は11月28日(火)夜
から 12月 4日(月)まで
私たちが日本全国から集まった
会議も丁度その神在月にあわせて
行うという粋な設定
本当に縁起も良くて
ご縁がありそうな
イベントになりました
初日は式典や会が幾つかあり
2日目の会も終了した後
少し時間があったので
境港(さかいみなと)にある
水木しげるロードに
行ってきました
ここは
ゲゲゲの鬼太郎の生みの親
水木しげる氏の出身地で
「妖怪の町」として名高い境港
「妖怪の町」の中心となっている
水木しげるロードは
妖怪ブロンズ像をはじめ
お店も駅も交番もはたまた
外灯から公園まで
何から何まで妖怪づくしの町ごと
テーマパークとなっていました
お土産屋さんから
こんなタクシーまで
街が一体となって「妖怪の街」
としてのブランディングを
徹底しています
一回行けばもういいや
となってしまわないような
色々なしかけをつくろうと
頑張っているのが伝わってきます
そんなときに見つけたのがこれ
あえて初期鬼太郎のテレビ放送の
時代を彷彿させるような看板にしたのか
狙ったわけではなく
「なっちまったぜ昭和感」が出てるのか
ブランディングできていないとか
そんな話ではなく
ぱっとみて、きっと
街の電気屋さんで
家電製品を取り扱ってて
プロパンガスなんて取り扱ってて
商店街にお店があるから
一緒におみやげも取り扱ってて
ということなんだろうな・・
というのが伝わってきます
そして、恐ろしいことに
この看板に書いてあることが
事実なのだと思います
(※しらべていないのでお許しを)
サービスラインナップの
事実や現実がこうなのだとしても
これだけあれやこれやと書いてあると
見る側からすると
覚えることができません
ネタ的には
面白いので記憶に残るかも
しれませんけれどね
何でも書きたいと言う感情は
やっぱりわかります
できれば自分の伝えたいことを
いろいろ詰め込みたいものです
自分もそうです
ただし、やはり伝えたいことは
一つに絞ることで見る人には
格段に伝わりやすくなります
私たちは何か表現するときに
「読んでもらえない」
前提で文章やコピーを考えません
いつだって読んでもらえる
前提で文章を書いています
そうではなくて
文章はいつだって
読んでもらえない前提で書いて
伝えるべきことは絞る
もし、他にも言いたいことがあるんだ
と言う場合は別の場所で表現するのも
方法の一つです
魅力的な文章は実はセンスではなく
ある程度法則や基本的な考え方を
知ることで作ることもできます
事実であったとしても
それらを網羅することで説得力のある
表現にはなりません
とにかく伝えるべきことは絞る
ことで相手に伝わりやすくなり
何をしようとしているのか
何をしてほしいのかが明確になります
そして笑い話のようですが
看板のようなことを
普段から私たちは頻繁に
やってしまっています
本当は妖怪要素が好きではない人も
いるかもしれませんが
街をあげて水木しげるに寄せたことで
明確な方向性を打ち出した境港のように
どういった認知をしてほしいか
といった観点から逆算しなければ
伝わるないようはボケてしまいますので
注意しないといけませんね^^;
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株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
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