昨日はスタートアップ企業や
ベンチャー企業の
支援をしている
fabbit広島駅前さんとの
タイアップイベントとして
ミッション経営の基本セミナー
を行いました
もともと毎月
社長の学校
プレジデントアカデミー
経営の12分野
というセミナー形式の学校を
運営していますが
それとは別に
もう少しコンパクトな
基礎部分に取組むセミナーを
毎月行っています
ミッション経営というと
実は、結構煙たがれます
やはりミッションというと
綺麗ごとのように感じられますし
それ以上に
ミッションがあやふやなまま
経営に取り組んでいる人からすれば
胡散臭く感じるか
耳が痛いと感じるか
に別れるようです
ミッション経営に取組むといっても
すぐに効果が出ることもありません
最近は、大手企業は当然として
中小企業においても
「ミッション」
「ビジョン」
「バリュー」
などが明文化されて
事務所の壁に掲げられていることが
珍しくはありません
しかしながら
こうした理念やビジョンをつくり
内外に向けて発信した結果
社員の考え方と行動が
本当に変わったと
満足している経営者は
ほとんどいないのが現状です
それはなぜでしょうか
学生に大人気の企業の
ミッションを見てみましょう
<経営理念>
地球を舞台に、人々の交流を創造し、平和で心豊かな社会の実現に貢献する<お客様へ約束すること>
私たちは、地球を舞台に自然、文化、歴史とのふれあいや人々の交流を創造し、お客様に感動と喜び を提供します
私たちは、お客様と共に歩んできた100年を大切にし、これからも「価値ある出会い」を創造し続けます
JTB社のミッションです
理念やビジョンが
企業の存在意義や価値観を
表現するものである以上
多くの会社において
お客様第一
社会貢献
社員満足
などの考え方が
入ったものになっています
ただし
そんな話は企業が利益を
追求するために存在する
機関であることを含めて
あまりにも当然のことをことを
改めて言っているだけに過ぎません
大手企業は多くの顧客が必要です
そのため、多くの人を対象にした
メッセージを伝えてしまうことになります
比較的大手企業のミッションの目的は
どこに出しても恥ずかしくないミッション
というケースが多く
ミッションだけを切り取った場合
学生にも顧客にも深くは響かない
ありきたりの言葉になってしまいます
大手企業の場合は
多くの顧客を対象としてしまうため
自然と幅が広がりミッションの
輪郭がぼやけてしまいやすいのです
大手企業の場合は
これで仕方がありません
しかし中小企業が
こういった大手企業の
ミッションを真似て作るため
横並びで特徴に乏しい
ミッションが生まれて
くることになります
ミッションが浸透しない
理由の一つに
経営者としては
すべてのお客様にとって
すべての社員にとって
受け入れられなくてもらいたい
という気持ちが
あるからだともいえます
しかしながら
ミッションやビジョンを
お飾りではなく
真に力をもった
言葉にするためには
前提を変えなくてはなりません
すべてのお客様満足ではなく
熱心なファンになる
お客様をつくること
単なる社員満足ではなく
好きな社員だけが残ること
多くの人に嫌われるくらいの
明確な主張が含まれた
ミッションやビジョンを
作ってはじめて
経営者以下社員もその主張に
コミットメントすることが
可能になります
そして
全員がコミットメントしてこそ
ミッションやビジョンが
実際に力を持ってくる訳です
好きな人もいれば
嫌いな人もいる
それが正解
それがミッションです
短い時間で作り切ることは
できませんが
でも、だからこそ
取り組めば
大きな変化を得られます
それにしても
お世話になった先生が
いらっしゃったので
少し変な感じでしたが
お会い出来て嬉しかったです
コワーキングスペースを
運営しているfabbit広島駅前も
ぜひご利用ください
そして、今夜は
経営の12分野本編となる
12月のテーマ
経理・財務があります
会員の方、お忘れなく
それでは、また今夜
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~
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