文部科学省は26日、教員の
「働き方改革」を進めるための
急対策を正式に公表しました
教員が有給休暇を
取得できるようにするため
夏休みなどに学校閉庁日を
一定期間設けるよう促すことや
文科省内の複数の課に
またがっている
教職員に関する業務を
一元的に管理する部署を
新設することなどが
盛り込まれました
「働き方改革」は
第2次安倍内閣が
発信した政治課題です
雇用・労働政策の中でいえば
これほど大きな政治課題となった
テーマは過去に見ません
そうなったのには
明確な理由があります
それはこれまでに積み上がった
多様な社会課題が
「働き方改革」
という一つのテーマに統合された
からだといえます
この働き方改革の流れは
大きく5つの要素が合わさって
発生していると考えています
Contents
アベノミクスで
企業業績は回復し
賃上げもなされたが
低迷した消費が改善されない
欧米諸国と比べ労働時間が長く
20年間改善がみられない
金融サービス事業のフィンテック
等をはじめとするAIのロボット
による省力化
労働生産人口の長期的な減少と
好景気を背景とした求人難
少子化対策を起点とした
女性が活躍できる経営推進
これら5つの要素をすべて
「働き方改革」
に解決が託されているといえます
しかしその流れを
止めようとするのが
私たちの慣れている
日本型の雇用システムです
例えば、長時間労働の是正は
従来の雇用システムそのものを
変えなければ
「働き方改革」と叫んでも
何も変わりません
働き方改革に関する
生産性向上の好循環を回そうと
したときにボトルネックになるのは
現場のマネジメントだといえます
現場を預かるマネージャーは
業績責任を負っているため
突然、理想論ともいえる
残業削減を命じられても
簡単には納得がいきません
「業績を犠牲にして
早く帰ることに戸惑っている」
というのが正しいかもしれません
悲しいことに
様々なデータを見ると
労働時間と業績には相関関係は
なさそうです
取り急ぎ、古いですが
リクルートワークスさんから拝借
マネージャーは短期的な
生産性を求めますが
経営者は継続的に生産性を
高めることを求めるので
経営者とマネージャーでは
狙っているものにずれが出ます
働き方改革では
マネージャーの現場調整が
最大の課題だといえます
生産性を最大まで上げようと思うと
不得意なことをするのではなく
好きで得意なことをしっかりと
やってもらう
ということになるのですが
どうにも、それが許せない
人が世の中には多いようです
好きで得意なことを
追求できる会社が一番
成果が出やすい
そのような個性化が
今後のあたりまえになっていくと
思います
実は、専門性が高くなること以外にも
個性化が進む要因があります
それは、歳をとるということ
若いときは同僚よりも出世したい
という基準で頑張っていた人が
年齢を重ねると
「自分にとって何が大切なことか」
というものが基準になります
それによってその人らしさが
決まってくるため
個性化が加速します
好きでもなく
得意でもないことを
我慢してやっている会社よりも
好きで、得意なことを
追求している会社のほうが
やはり生産性が高くなるはず
多様な強みを伸ばして
プロの集団になる
好きで得意なことこそが
働き方改革の根幹になると
考えています
みなさん、好きで得意なこと
していますか〜?
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
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