生産性を考えると
仕事の大変さに比例せず
製造業や
不動産業に比べて
サービス業は
生産性が低いという
統計調査があります。
サービス業が決して楽だから
生産性が低いわけではない
というのは多くの人が納得
できることだと思います。
それでも、サービス業の
生産性の低さは目を見張る
ものがあります。
日本生産性本部が行った
調査では
日本のサービス業の
生産性は米国の半分
であることがわかり
SNSで大きな話題となりました。
「産業別労働生産性水準の国際比較」
と題された調査報告では
日本の産業別労働生産性水準を
アメリカ、ドイツ
イギリス、フランスの
平均値と比較しています。
生産性は就業1時間あたりの
付加価値で算出しています。
分析の結果
サービス業では
米国の半分ほどで欧州の7割程度と
低迷していることがわかりました。
具体的には、
米国の生産性水準を100とした場合
日本のサービス業の平均は50.7%
「宿泊・飲食」は38.8%
「卸売り・小売り」では31.5%
フランスとの比較では
サービス業全体では71.7%
イギリスとの比較では、69.9%
ドイツとの比較では、67.0%
……惨憺たる結果です。
日本のサービス業は
過剰サービスだし
これだけ人手を使い
長時間労働なら
生産性が低くて
当たり前かもしれませんね。
そしてなによりも
低くなってしまうのは
人は「人件費」という項目
に対してとても敏感で
支払いすぎると損をした
気分になりやすいという
心理的なものがあると
考えています。
人件費に映る費用は
どうしてもぱっと見て
高い安いといった判断が
成り立ってしまうため
人件費勝負のビジネスは
価格が下がってしまいやすい
という仮説です。
収益性という部分で
考えた場合意外と人件費に
見えないような価格設定を
していかなければ
高い安いという
感覚になるものかもしれませんね。
人は価値があるモノに
お金を支払っているように思いますが
支払うことに対して抵抗が無いものに
しっかりと支払っているのでしょうね。
土地とかビルにはお金は出せるけど
家事代行サービスにはお金を出せない
と言った感じでしょうか。
値付けは、人件費に見えないようにする
のは一つのポイントかもしれませんね。
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株式会社シナジー
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