就職活動を頑張っている
学生との会話をしていると
「将来、起業したい」
と、考えている学生は
一定数いる。
起業志向の学生は
一時期に比べると
随分と減ったようですが
仕事柄起業志向の学生に
よく出会います。
ただ、結局のところは
そこまでの本気度がない
ケースがほとんどで
なんとなく起業を口にして満足して
そこそこの会社に入社して
終わっていることが大半です。
学生の頃から
起業を口にする人は
優秀だったり
とてもいい奴だったりします。
それ故に組織に必要とされたり
仲間とも仲良くやれるので
起業しなくとも
ノウハウを持ち出さなくても
一定のポジションが与えられる。
別にそれが悪いわけでもなく
起業の多くは
どうしても
やりたいことがあって
起業するというよりは
それまでの会社で
折り合いの付かなくなった人が
それまでの会社で働いて得た
ビジネスのノウハウを持ち出して
その近しい地域で行なって
仲違いとなるケースの方が
何倍も多いもの。
新規事業で前の会社と
喧嘩することもなく
起業できるケースは
とても少ない。
企業にはまれなくて
はじき出されるように
起業してしまう人が多いので
起業の殆どは
準備不足です。
独立してすぐ
ちゃんと生活できる人は
とても少ないものです。
それでも生活できるのは
前の会社から顧客を
持ち出しているケースが殆ど。
起業の支援をするとき
意外なほど、
自社の商品やサービスを
真剣に考えていない人が
多いことに驚きます。
それは、前の会社の
ビジネスモデルを
そのまま持ち出そうと
していることが根底にあるから。
起業を本気で考えるなら
安易に顧客を持ち出すこと
ビジネスモデルを持ち出すことを
前提に準備してはいけません。
学生の起業志向は
真新しい挑戦で思考されるが
現実の起業の多くは
ノウハウと顧客の持ち出しだ。
起業するとき
今の会社の経営者や
仲間から応援されるような
起業をしてほしい。
生活もある。
起業は
綺麗事ではありませんが
夢を抱いて
挑戦をするならば
真剣に顧客の創造をできる
そういった力を鍛えないと
いけない。
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株式会社シナジー
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