2019年上半期の早期退職募集人数が発表されました。
1月から6月での募集人数は8,178人で早期退職の募集が出たそうです。
1年間を見ると余裕で1万人は超えていますね。
2018年の早期退職募集人数は年間で4,000人程度でした。
2019年の上半期は2018年の年間募集人数の2倍近い人数です。
資料:東京商工リサーチ
一番多かったのが富士通の2,800名で、業種別に見ると業績不振の電気機器の会社が目立ちます。
年齢で言うと45歳〜50歳以上の役職者以外の人が対象になっています。
定年を伸ばそうと言われているこの時代に、相反している気がしますね。
2020年はさらに加速していくのではないかと予測されています。
一方で新卒採用などの若手採用は止めないようです。
少子高齢化問題とは逆の方向ですよね。
これからの経営戦略において《どう舵を切るのか》というポイントが出てくると思います。
大手企業はどんどん若い人たちを囲い込み
45歳以上の人たちは放出していく。
採用難はしばらくは続くと言われている中、都心では仕事がなく彷徨っている人がいるかもしれません。
地元に帰ろうにも家を買ってしまっていて、出れない。
起業しようと思うがその勇気がない。
いろんな人が出てくるのではないかと思います。
逆に本当に優秀な層はこの背景をしっかりと理解しているため
大手企業に1〜2年勤めてスタートアップ企業に転職することも多くなってくるでしょう。
様々な選択肢がある中、方向性を決めなければいけません。
もちろん今まで通りには行かないでしょう。
IT、RPA、AIは自分たちの知らないところで大きく変化しています。
どんな会社にして、どういう目的で会社経営をしていくのか
しっかり考えて実行していかなければならないのです。
なんとなくうまくいっていたことがそうではなくなると思っています。
社員、お客様、関わる協力会社がいる限り、事業やサービスを止めてはいけません。
止まらないようにちゃんと学び続けて、
しっかりと足元を見ながら上を見上げ、理想とする会社経営の実現を目指していかなければならないのです。
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