分不相応な採用をするのであれば、
採用活動の先頭に社長が立つことが
大切だと昨日のブログにも記載しました。
採用活動の経験の少ない
小さな会社で起きやす間違いとして、
選考初期段階で、
【志望動機を評価してしまう】
というものがあります。
分不相応な採用をするのであれば、
選考初期段階では、志望動機を
評価する必要はありません。
選考初期段階では、
志望動機を聞いても、
まともな答えを学生がすることは
まずないからです。
せいぜい、ホームページを見て
その内容に共感した程度の話しになるくらいです。
80%くらいの回答がそんなものなのです。
よく新卒採用は、
恋愛や結婚に例えられますが、
選考初期段階では、
まだ両者お見合い段階なのです。
選考初期段階で
志望動機を聞くということは、
お見合いで初めてあった人にいきなり
「なぜ私が好きなのか、教えてください」
と質問している感じに近くなります。
当然本心では、
「そんなこと言われても・・」
という感情を持ってしまいます。
口にはしませんが、
「いやぁ、まだ好きってわけじゃないです」
としか思っていないわけです。
なので、まず聞くのは、
「どんな人がタイプですか?」
という方が自然ですよね。
採用選考も同じなのです。
志望動機を聞かれても、
学生の本音は
「まだ、その段階じゃない」
というわけです。
では、何を選考初期段階で聞くのが
いいかというと、
選社基準
どんな会社を選んでるのか。
選職基準
どんな仕事を選んでいるのか。
就社基準
就職するとき何を基準にするつもりか。
といったような一般論を聞けば十分です。
そこに、その学生の
大切にしている価値基準が
潜んでいるからです。
企業は学生が来てくれているのを
待って選考しているうちに、
口説くことに労力を割かなくなり、
それが定着するうちに
「志望動機が低い奴はダメな人」
ということになりやすいのです。
まず学生は「能力」をみて選考すること。
特に、
分不相応な採用を成功させる
場合は、志望度を採用する側が
高めていかなければなりません。
この設計が難しいのですが、
学生の志望動機なんて
そのまま信じていたら、
優秀な学生なんて全員大手に
持っていってしまわれます。
もっと言うと、
採用担当者の仕事は、
大手が目をつけていない学生から
ポテンシャルの高い人を見つけて、
自社PR、プレゼンを通じて
学生に自社の魅力をインプット
することによって
志望度が低かった学生に、
「この会社で働きたい」と
思ってもらうことが本来の仕事です。
そして、志望度が高まったとき、
社長の出番が待っています。
志望動機が必要になるときは、
むしろ選考を終えて、
フォローしていく段階です。
キャリアコンサルタントとして
普段学生の話を聞いていますが、
学生の志望動機やキャリアデザイン
なんて、良いきっかけがあれば
一瞬で変わります。
視野の狭い専門志向の強かった学生が
「今の社会はこうだから、こういった経験が役立つ」
という話をじっくりとしていくと、
「わかりました!」と変わります。
昔のキャリア理論(ホランド時代)では、
自分のタイプを早く見極めて、
きちんとした計画を立て、
早くからスピードを上げて
まっすぐ進めば一番いいキャリアになる
というのが主流でした。
私もわかりやすいので、
学生向けのインターンシップ
プログラムでこれを用いますし、
いまだにそういったアドバイスを
しているキャリアガイダンスもみかけます。
しかしそれは、高度経済成長期に
終身雇用制度が存在して、
定年までがイメージできる社会だったので
有効だっただけです。
いまのように、
大企業に就職しても
外資に買収されたあげく
売り飛ばされたりする時代には
当てはまりにくい理論になってきました。
近年のキャリアコンサルタントが
みんな好きな理論として
「計画された偶発性」理論
というものがあります。
これは、スタンフォード大学の
クランボルツ氏が提唱している
考え方です。
簡単に言うと、
人生の8割は偶然に支配されているので、
むしろ、
好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心
を持って、目の前の偶然的な出来事に
対して真剣に向き合っていくほうが
よりよいキャリアを作ることができる
というものです。
おそらく、
あなたの人生を振り返っても、
学生の時に今の立場は
予想できていなかったのではないでしょうか。
たくさん脱線しましたが、
採用担当者の方は、
学生の志望動機に引っ張られてはいけません。
いまはキャリア観が固い学生のほうが
チャンスを逃す可能性が高いという事実を
切り口に、しっかりと固まった考えを崩してください。
そして、
就職後は仕事の選り好みなど
できない可能性が高い中で
自分のキャリア観をどう捉えて
いくかを教えてあげながら
学生をしっかりとひきつけて
いってください。
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