政府の水際対策が6月より大幅緩和されたことを受け、
観光地では人手不足が叫ばれるようになりました。
総務省の労働力調査によると、
求人数は徐々に回復傾向にあり、
本格的に人材獲得時代に突入しそうです。
一方で、転職者数はコロナ禍で
大きく減少しました。
この事実だけ見ると、
中途採用はかなり厳しい状況にあるようですが
もう1つ面白いデータがあります。
それは転職希望者が増加傾向にあるということです。
これは転職を望む人は増えているけど、
実際に転職をした人は減っているということです。
原因はいくつかあると思いますが、
ひとつは企業側が求職者に適切に情報を届けられず、
魅力づけできていないことが考えられます。
前提として、求職者は大きく2つに分けられます。
・転職顕在層
・転職潜在層
転職顕在層とは、転職先を積極的に探している人たちのことを指します。
この層は転職サイトに登録し、自ら企業に応募をしたり、
選考を受けることがほとんどです。
一方の転職潜在層は、転職の意欲はあるものの、
実際には転職活動を行っていない人たちのことを指します。
そして、この転職潜在層の割合は、
求職者全体の約6割を占めると言われています。
多くの企業は転職顕在層に向けての活動がほとんどですが、
今後は転職潜在層に向けた活動が重要になっていきます。
どのような行動が重要かは次の機会に解説させていただきます。
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