損することにとても
敏感な人がいます
大雑把で適当なのも
いかがなものかと思いますが
損に敏感なひとが側にいると
とても疲れます
経営者でそういったタイプは
自分に見返りがないことに
お金を使おうとしません
ものを買うときには
その市場価値を気にして
将来価値がでそうであれば
お金を出すけれど
下がりそうなものには
お金を出さない
ビジネスである以上
損得を考えることは必要です
1円でも高いものは高い
1億円でも安いものは安い
経営者の感覚は
常にこの「投資」として
お金を使っています
この投資感覚が強すぎる人は
少しのマイナスでも
すごく損をした気になり
無意識のうちに
プレッシャーを与えてきます
経営活動はすべて投資だ
という事実はあります
先日ある採用コンサルタントと
話をしました
Contents
彼はコンサルティングに入る前に
採用の本当のゴール
に気づいてもらえなければ
成功率が落ちてしまう
と、教えてくれました
彼の哲学では
会社というのは
利益を出さなければ倒産する
倒産しないためには
利益を出す必要がある
彼の考える採用の本当のゴール
それは
さらに利益を出すため
とてもストレートな哲学です
利益を出すために
採用するのが目的のはず
しかし実際に動き出すと
いつの間にか人数を
確保するために妥協が生まれ
求める人材ではない人に
内定や合格を出してしまっている
この雇用のミスマッチが
会社側にも応募者にも不幸な
状況を生んでいるといいます
人を採用するのは
利益を出すためという
本来の目的を忘れずに
手段と目的を混同してはいけない
とてもわかりやすいものでした
自分たちのことをよく
HR業界といいます
Human Resources
つまり、人は経営資源である
という考え方です
経営資源であるがゆえに
減ったり壊れないように管理する
これが
Human Resources Management
採用支援をする担当者として
おそらくここが経営者から
煙たがられるポイントだという
自覚があるのですが
採用は
決して「手段」ではない
そう考えています
それは
人が手段ではなく
人は目的だからです
多くの経営者が
人は経営資源であり
給与は人件費であり
人は手段だと考えています
経営は
人が
人のために行う
人の活動
経営は
関わる人たちのすべてを
幸せにする仕組みを模索すること
だから、人を道具や
損得の投資対象としてしか
見ることができない経営者が苦手です
先述の採用コンサルタントの方の
周りには彼の哲学に感銘を受けた
採用は利益のため!
という明確な考えのもと
採用活動を行いたいという
社長さんが多くいらっしゃいました
それ自体は悪いことなのではないのですが
どうにも苦手です
採用は手段ではなく
採用は幸せにする誰かに出会うための
目的そのもの
そう伝えると
わからなくないけど きれいごとすぎて この業界でやっていけないよ(汗 と忠告をうけました
まだ小さな声なんですが
周りの人にかき消されない
そういった仕事をしたいと
感じた対話でした
─── ぐっとくる会社を、もっと。 ───
株式会社シナジー
〜2017ホワイト企業アワード受賞〜
〜注目の西日本ベンチャー100に選出〜
~日経Associe 特集人気注目の企業71に選出~
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