長期休暇の後は、最も転職を考える時期だと言われています。
普段は会わない人と話す機会が増え様々な近況を聞くことで、
「自分は大丈夫だろうか」「このままでいいのか」と
自分のキャリアや仕事を見つめ直す機会が多くなるためです。
最近、採用以外にも社員の定着に関する相談を
多くいただくようになってきました。
そこで今回は、意外とやってしまっている
社員が辞めたくなる上司の行動や会社の仕組みのうち
代表的な3つの事例をご紹介します。
①目を見て話さない
例えば社員が何か相談にきた時、パソコンで作業をしながら、
あるいは別の資料を見ながら話していることはありませんか?
自分では聞いているつもりだったとしても、
社員は真摯に向き合えてもらえていないと感じたり、
面倒くさがられていると感じたりします。
当たり前のことですが、相談された時は仕事の手をとめて、
相手に体を向けて話すことをお勧めします。
②1から10まで全部指示を出す
仕事をお願いするときやアドバイスをする時、
ゴールだけでなく、やり方まで全てに指示を出していませんか?
失敗しないためにアドバイスすることはもちろん重要ですが、
仕事をする上で、有能感(自分は〇〇ができている!)や
自律性(自分で決定し、動かしている)を感じないと、
仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。
社員が自己決定をする部分を残しつつ指示を出すことで
社員はやりがいを感じながら働くことができます。
③企業理念と実際の行動・言動が伴っていない
企業理念やミッションは採用においても、とても強力な武器になります。
しかし実際に入社すると、企業理念がただの飾りになっていると感じ、
転職を考える社員も多いそうです。
例えば経営理念としては「お客様を第一に考える」と掲げているが、
実際には「売上至上主義」で、売上に対して毎日詰められるといったように。
ここまで社員が転職を考え始める事柄を3つ紹介しました。
ぜひ自社の状況を見つめ直し、今後の組織づくりにも生かしていただければと思います。
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