経営者の方にとって、「仕組み化」というコトバは
とても馴染み深いものかもしれません。
株式会社良品計画のように「仕組み化」を経営に取り入れ、
成長を続けている企業は多く存在しています。
しかし「仕組み化」の重要性は理解しているが、
なかなか会社のシステムとして「仕組み化」を取り入れたり、
使いこなしたりすることができないという経営者の方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそういった経営者のために
「仕組み化」をうまく使いこなせない理由と
そして、仕組みを取り入れ、使いこなすために
経営者が理解しておくべき3つのルールをご紹介します。
Contents
なぜ、仕組みを使いこなすことができないのでしょうか。
おそらく経営者が優秀だからではないでしょうか。
優秀な人ほど
・自分でやった方が効率的に仕事が進む
・やるべきことはきちんと記憶し、実行できる
このように「仕組み化」の必要性を見落としがちなのです。
しかし、「仕組み化」は優秀な経営者の方ほど
取り入れてほしいものなのです。
「仕組み化」を取り入れることで、
経営者にしかできない仕事に専念することができ、
これまで以上に会社を成長をさせることが可能になるのです。
日々の業務を経営者が多く請け負うことや、
できる社員に多く仕事を振ることで
短期的な結果は出るかもしれません。
しかし、企業にとって最も大切なことは
短期的な利益より、長期的な利益による
持続的な成長にあるはずです。
一部の社員が実績を独占するのではなく、
「仕組み化」を行うことによって、
社員全員が成長し、長期的な利益を上げることが重要です。
会社の中で実績の良し悪しが如実に出るのが
営業部門ではないでしょうか。
壁に実績を張り出し、社内競争を煽っている企業も
あるかもしれません。
しかし、実はその社内競争が会社の業績を悩ませる一因に
なっている可能性があります。
社内競争下だと、社員は成功体験や上手い営業のノウハウを
決して社内のメンバーに口外することはないでしょう。
もちろん、口外したら自分が突出した実績出せなくなるため
当たり前ですね。
しかし、それが逆効果になり会社の成長を妨げているのです。
では、どうすればよいのでしょうか。
1つの方法としては、ベストプラクティスを共有する仕組みを
作ることが挙げられます。
成功体験をしっかり記録、そして共有する仕組みがあることで
全社員が高いレベルで営業を行うことが可能になります。
つまり、企業の成長につながるのです。
才能に頼る短期的視点の経営から、
「仕組み化」により社員全員が成長でき、
さらに会社も成長する長期的視点の経営に変えていきましょう。
経営者の方は優秀な方が多いので、
日々やるべきことをしっかりとやっていく
意思の力も強いかもしれません。
しかし、あなたの会社の社員全員は
必ずしもそうでないのではありません。
とても意思の力が弱く、自分のタスクを
しっかりと実行できていないという社員もいることでしょう。
意思の力に頼らないで社員を動かすために
活用するべきなのも「仕組み化」です。
仕組みで人を動かしましょう。
仕組みで動くとそれがルーティンとなり、
その仕事を実施することの苦痛がなくなっていきます。
タスクをルーティン化するための仕組みとしては、
チェックリストが有効です。
チェックシートにタスクを書き出し、
常に進捗を「見える化」することによって、
意思の力に負けることなく、
タスクを行うことができるようになります。
「仕組み化」で意思の力を凌駕しましょう。
1日どれくらいの量を記憶しているでしょうか。
さらにどのくらいの記憶が翌日であっても残っているでしょうか。
おそらく少ないと思います。
それをカバーするために優秀な経営者は記録をとります。
しかし、すべてのタスクに対して記録を残していくのは
なかなか社員全員が出来ることではありません。
そこで、「記憶」ではなく、「記録」をする仕組みを作りましょう。
例えば、名刺。
名刺は会社にとっての資産になりますが、
大抵うまく管理できず、各自が机にしまっている
というケースが多いのではないでしょうか。
そこで社員全員が名刺を「記録」できる仕組みがあると
一気に会社のチャンス獲得率は上がります。
「記憶」ではなく、「記録」によって会社の業務効率を大幅に上げましょう。
優秀な人ほど気づけないということもあり、
その一つが「仕組み化」の必要性ではないでしょうか。
しかし、「仕組み化」によって優秀な経営者ができることの幅を
劇的に広けることができます。
ぜひ、「仕組み化」を取り入れてみてください。
弊社が毎月開催している
社長の学校 プレジデントアカデミー
2月のテーマは「仕組み化」です。
社長が経営と向き合う時間を生み出すために
活用していただきたい仕組みの作り方を解説します。
少しでも気になった方というは、
こちらから詳細をご確認くださいませ。
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