経営者向け
2023/05/15 (月)
小濱亮介

Z世代が今注目を浴びている理由

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2021年に流行語大賞にノミネートされた「Z世代」という言葉を
最近よく耳にするのではないでしょうか。

お笑いでは少し前に第7世代というものが流行り話題になっていましたが、
世界のマーケティングにおいてはZ世代が非常に注目を浴びています。

Z世代とは1996年~2012年の間に生まれた人たちを指しており、
一般的には「最近の若者」というニュアンスで使われる言葉です。

ちなみに2013年以降に生まれた人たちはα世代と呼ばれています。

急激に注目されるようになった印象があるかもしれませんが、
実はZ世代とそれに類する言葉は以前から存在していました。

例えば1965年~1980年に生まれた人はX世代、
1981年~1995年に生まれた人はY世代と呼ばれています。

X世代が最初に呼ばれるようになったのですが、
「これまでとは異なる考え方をする未知の若者」の総称として、
第二次世界対戦後に生まれた人たちのことをX世代と呼ぶようになりました。

その後、時代背景や景気の状況、情報に触れ価値観が変わる世代ごとに区切って
アルファベット順に呼ばれるようになったのです。

では、なぜZ世代が注目を浴びているのでしょうか?
それは、これからの消費においてZ世代の影響がとても強くなってくるからです。

世界の人口が約77億人、そのうちY世代が31%でZ世代が32%と言われています。
世代によって若い頃の情報収集の仕方に始まり、景気の状況から興味の対象まで
全く異なります。

最近になってLGBTQや人種差別が社会的な問題になってきましたが、
これはZ世代が社会的な問題にとても注目しているという側面があります。

テレビ離れが進み、ネットやSNSを信頼できる情報として様々発信しています。

一方日本ではZ世代の割合が15%と、世界に比べ非常に低くなっています。
そのため他国と比較するとZ世代に向けた取り組みが遅れていると言われています。
X世代やY世代を取り込んでいかないと選挙に勝てないということも、
大きな要因ではないでしょうか。

世界に比べその波は遅くはありますが、
若い世代が今後の日本を引っ張っていくのは間違いありません。
その世代に合わせたマーケティングや働き方を考えていかなければ、
企業は必ず衰退していきます。

自分たちの世代とは違うからと距離を置くのではなく、
その価値観をしっかり理解して、自分たち企業を変えていかなければならないのです。

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事。2021年に執行役員に就任。 これまでに2,000名以上の転職相談を受けた経験から求職者の視点を取り入れた中小企業の採用戦略を立てることを得意とする。 社内で新規事業の立ち上げを5事業ほど経験し、自身も2019年に社内起業を行い、代表も務めている。 様々な経験から採用戦略、経営戦略、システム構築などのアドバイザーとして活躍しており、10社以上の顧問先持つ。
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