先日、2023年度の日本の主要企業の採用計画において、
中途採用の比率が過去最高の37.6%まで高まったという報道がありました。
背景には、新卒一括採用や年功序列の評価制度、終身雇用などの
硬直的な雇用慣行が限界を迎えていることが挙げられます。
人口減少で技術やノウハウを次世代に継承することが
難しくなっているのに加え、
人手不足に拍車がかかっている業種もあります。
2023年の春闘で賃上げを表明する企業が増えましたが、
いかに採用や定着できるかが、とても重要であることが見えてきます。
ますます採用活動が難しくなっている昨今、
自社が求める人物を採用するポイントを3つにまとめました。
①自社が選ばれる理由を明確にする
企業様とお話をすると『求める人物』は明確であることが多いです。
一方で「その人物は御社のどこに部分に魅力を感じますか?」と伺うと、
明確に答えられない場合も多くあります。
どのような人物を採用したいかも重要ですが、
同時に『自社が選ばれる理由』も明確にする必要があります。
『自社が求める人物』に選ばれる理由を明確にし、
もしなければ人物像を変えるか、魅力を作っていく必要があります。
②自社が求める人物は本当にいるかを見極める
前述の①と少し関連しますが、
『求める人物が本当にいるかどうか』もとても重要なポイントです。
定めたはいいものそのような人物がいなければ、
採用活動は難航するはずです。
人物像を定めたら、本当にその人物がいるかどうかを見極める必要があります。
一例を挙げると、そもそも20代であれば数は少ないですし、
30代は小さなお子さんがいる割合が高く、転職に踏み切るにはハードルが高くなります。
そのようなことも踏まえて、人物像を設定することが重要です。
③その魅力は自社だけのものかを考える
『求める人物像』の設定もきちんとできており、
しっかりと選ばれる理由も明確にできたとします。
あと考えるべきポイントは、『選ばれる理由は自社だけのものか』ということです。
同じような魅力が他の企業にあれば、その企業が採用活動における競合企業になります。
競合企業を調査し、差別化ポイントを整理して、求人票や採用活動に反映させることで、
やっと『求める人物』に選んでもらえるのです。
以上、採用活動が難しくなっている中で自社が選ばれる3つのポイントをまとめました。
参考にしていただけますと幸いです。
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