経営者の方と込み入った話になったときに
よく「〇〇社長は何のために経営していますか?」と
尋ねることがあります。
また顧問先の社員さんや新入社員の方に
「何のために働きますか?」と聞くことも多くあります。
多くの経営者は、
「良い会社にしたい」と思い会社を経営しているはずです。
恐らく良くない会社にしたいと思っている人はいないでしょう。
では”良い会社”とはどんな会社でしょうか?
社員が笑顔でいる会社?
残業が少ない会社?
黒字がずっと続いている会社?
離職が少ない会社?
一つに絞ることはなかなかに難しく、
何をもって良い会社とするかは人によって大きく違うはずです。
これは働く従業員も同じです。
従業員が考える良い会社と
経営者が考える良い会社も
違うことが多いでしょう。
これが一致すれば経営者としては嬉しいですよね。
経営者にはそれぞれの経営の目的があり、
良い会社の定義が変わってくるのは当然です。
社員も「何のために働いているか」が経営者と違えば、
良い会社の定義も変わります。
もちろん互いに本音ではなく、
世間で一般に良いとされていることを口に出しただけなら、
イコールになることもあると思います。
しかしその場合、
腹の奥底では「それが一番ではない」と思っているはずです。
経営者であっても、
関わる人や環境によって
何のために経営するのかは変わっていきます。
変わってきて当然ですし、
100%腹落ちしていれば大きな変化ではなく、
小さな変化でその言葉は変わってくると思います。
経営者が”なんのために経営をしているか?”という
問いに対しての答えが言語化できていれば
そこはブレることはありません。
それがきっと経営理念やミッション、
パーパスと呼ばれるようなものに
置き換わっていくのではないでしょうか。
そして、経営者はそれを思っているだけではいけません。
ちゃんと関わる人達にわかりやすい言葉で
伝え続けなければならないのです。
何のために経営しているのか。
自分たちはそのためにどこに向かって仕事をしているのか。
ちゃんと言語化して伝え続けていきましょう。
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