経営者向け
2024/07/12 (金)
小濱亮介

ヒトではなくコトに目を向ける

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社内にはたくさんの仕組みがあると思います。
仕組みとはなにか?という話をするときに
以下のように定義づけています。

仕事をなくす、任せる、時短化する。

無くすことや時短化することは自分の仕事なので
自身で完結することができます。
自分の仕事を他のメンバーに任せるときは、
「いつ、誰が、どのように」というルールを
決めれば任せることができます。

しかし、そのルールが守られず、
任せたことができないないという事象は
誰にでもあるのではないでしょうか。

任せた業務が毎日行う業務であれば、
報告を受ければいいかもしれませんが
月に一回とか年に数回みたいな業務は
実行されないこともあるかもしれません。

やはり自分では無い誰かに任せるので
「やらない、できない、忘れる」とか様々な原因で
実行されないこともあります。

その時に、「〇〇くんだからこうなるんよ」とか
「△△さんの能力が足りない」というように
人のせいにしては何も解決しません。

経営者や管理者が業務において着目しなければならないのは
ヒトではなく、コトなのです。

自分の業務を人に任せるために作った仕組み、
ルールに着目して対策を取らなければ
何も解決しないということです。

ついつい自分自身の優位性を保つために
「〇〇くんだから駄目なのだ」と言ってしまいがちです。

「うちの社員は全然駄目で」と言っていたら、
経営者としての仕組みづくりの能力が無いと
言っているようなものです。

この人だから売れるとか
あの人だから売れないというのも
売り方の仕組みができていないのです。

ヒトに目を向けてそちらのばかり考えてしまうと、
思考停止してしまいます。

人が失敗したり、任せていたことが遂行されないときに
事実ベースでなぜそのようなことが起きたのか。
これを明確にして誰でもできるようにすることが
仕組みにおいてとても大事です。

悪いのは”ヒト”ではなく”コト”なのです。

コトに目を向け、原因の追求をして対策をしていくことが、
企業が成長していくうえでは必要になります。

そうすると失敗したり、遂行されないときに
「なんで?」と落胆することなく「もっと良くなる!」
というような気持ちに変わっていくので、
そういったマインドで仕組みに取り組んでいくと良いと思います。

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事。2021年に執行役員に就任。 これまでに2,000名以上の転職相談を受けた経験から求職者の視点を取り入れた中小企業の採用戦略を立てることを得意とする。 社内で新規事業の立ち上げを5事業ほど経験し、自身も2019年に社内起業を行い、代表も務めている。 様々な経験から採用戦略、経営戦略、システム構築などのアドバイザーとして活躍しており、10社以上の顧問先持つ。
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