経営者向け
2024/12/13 (金)
小濱亮介

貯水槽の清掃や点検は実施しないといけないの?!【サービス事例】

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今回は弊社のビルメンテナンス事業の
貯水槽の清掃・点検業務についてご紹介いたします。

Contents

貯水槽清掃点検業務の重要性



貯水槽清掃点検業務は、分譲マンションや
オフィスビルなどで重要な役割を果たしています。
設置者や管理者(マンションオーナー、管理会社など)は、
水道法や建築物衛生法、および地方自治体の条例に基づき、
定期的な点検と清掃が義務付けられています。
これを怠ると罰金や罰則が課せられる可能性があるため、
法的義務を理解し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。

法定検査と水質検査の概要

 

貯水槽の有効容量の合計が10立方メートルを超える簡易専用水道は、
分譲マンションやオフィスビルなどに多く、
水道法に基づき厚生労働省登録の検査機関で
1年に1回の検査を受ける義務があります。
賃貸アパートなどにある10立方メートル以下の
小規模貯水槽水道も、トラブル防止のため
水質検査を年1回受けることが推奨されています。

清掃作業の流れ

 

清掃点検作業の基本的な流れは下記のようになります。

1. 事前告知 – 清掃予定と断水について
施設利用者に事前に告知します。

2. 断水・排水 – 貯水槽内の水を排出し、
清掃中が完了するまで断水されます。

3. 清掃作業 – 作業員が貯水槽内に入り清掃します。
高圧洗浄機などを使用することも。

4. 消毒 – 清掃後に次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行います。

5. 断水復旧と水質確認 – 最後に水を張り、
残留塩素濃度や水の状態を確認して作業完了です。

資格要件と注意事項

 

貯水槽の清掃は、都道府県知事登録を持つ専門業者が
行う必要があります。また、作業員は厚生労働大臣の登録を受けた
有資格者でなければなりません。
清掃依頼時には、許可登録の確認が推奨されます。

老朽化と保守管理の重要性

 

貯水槽設備は10年以上が経過すると老朽化が進み、
錆や亀裂が生じる可能性があります。
設備の機能低下を防ぐためにも定期的な点検・修理を行い、
早めの対応を心掛けることが大切です。
万が一、清掃や点検を怠ると設備のトラブルなどで
大きな修理費用がかかってしまう可能性もあります。

マンションオーナーや施設管理者は、居住者の信頼と
安心を守るためにも、貯水槽の清掃と
定期的な点検を「義務と責任」として意識し、
維持管理を欠かさず行いましょう。

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この記事を書いた人
2010年、新卒でシナジーに入社し、人材サービス事業に従事。2021年に執行役員に就任。 これまでに2,000名以上の転職相談を受けた経験から求職者の視点を取り入れた中小企業の採用戦略を立てることを得意とする。 社内で新規事業の立ち上げを5事業ほど経験し、自身も2019年に社内起業を行い、代表も務めている。 様々な経験から採用戦略、経営戦略、システム構築などのアドバイザーとして活躍しており、10社以上の顧問先持つ。
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