シナジーが運営に関わっている「東広島市国際交流フットサルリーグ」について、執行役員の小濱さんに聞きました!
ーまず、シナジーが東広島市国際交流フットサルリーグ(以下、リーグ)に関わるようになったきっかけを教えてください。
僕が入社して2年目のころ
「何かスポーツがしたいなぁ」と思ってネットで
検索した時に「東広島市国際交流フットサルリーグ」
のFacebookページを見つけたのがきっかけでした。
そのページに
「フットサルを通じて、外国人との交流を図る」
ということが書かれてたんですよね。
それで興味を持って問い合わせて、まずは個人として参加してみました。
通っているうちに参加者の人たちとの関係性もできて、月1回は参加するようになって……
弊社も加入している「東広島マツダ会」が後援
ということも知り、関わっていくことも増えました。
3年目には、シナジーとして正式にチーム登録をしたと思います。
ーリーグが取り組んでいる内容について、詳しく教えてください。
広島に来たペルー人の方が社会で孤立してしまい、
その結果事件を起こしたことがあったんです。
それをきっかけに、広島で外国人が住みやすい環境を作る必要性が認識されました。
そこで、有志の方が集まって、
広島市や東広島市などの3箇所でこのリーグが設立されたのです。
東広島では2008年に設立されて、主に広島大学の学生が実行委員会として活動を行っています。
最近は大体1~2ヶ月に1回リーグ戦が
開催されています。
SNSはInstagramを中心に情報を更新してくれてます。
ーなるほど。広島大学の学生さんが主体で運営するリーグなんですね。シナジーはこのリーグでどういった役割を担っているのでしょうか?
シナジーは2016年から「事務局」となりました。
学生とともに、リーグの企画や運営に関する会議を重ねています。
あくまで主体は学生ですが、そこをサポートする一番身近な存在、という立ち位置ですね。
シナジーが運営に関わることは、
一種の地域貢献でもあると考えていて
「地域の人たちと一緒に何かをすること」に意味があると捉えています。
また、年2回は大きなイベントも開催しており、
夏のイベントや冬のマツダ会杯などがあります。
キックターゲット大会や流しそうめんなどもおこないました。
コロナ前は、国籍問わず地域の子どもたちも参加していたのですが…。
コロナを通して子どもたちの参加も減ってしまったので、また一緒に楽しめるようになると良いな、と思います。
ーシナジーの社員全員がこのリーグに関わるのでしょうか?
リーグに関わるのは有志の社員だけです。
現在、僕が事務局長を務めており、
学生との打ち合わせなどは樋野や徳永がサポートしてくれています。
シナジーのチームとして試合に出場する場合も、有志を募って参加しています。
ー参加することで感じるリーグのメリットとはなんでしょうか?
外国人の方にとっても日本人参加者にとっても、
公園などで気軽にボールを蹴ることは難しいので、
フットサルを楽しむ場としてリーグはとても価値があると思います。
技能実習生やJICAの人、留学生など、
多国籍の人たちが集まるのも魅力ですよね。
2020年当時では、16カ国からの参加者がいました。
最近はベトナムの方が特に多いですね。
また、運営をしていく学生にとっても
メリットや学びになる部分はあると思います。
英語を学びたいとか海外の方と交流したい人にとっては特に良いんじゃないかな、と。
あとは、イベントの企画運営や、予算立てなども経験できますよね。
後援がついているので、「年間の予算をどう活用して、日本人と外国人が交流できて楽しめるか?」っていうことも考えないといけない。
日時決めや告知などやることはあって大変だけど、
すごくやりがいもあると思いますよ。
ーどれくらいの人が参加しているんでしょうか?
今は12、13チームくらいですね。コロナ禍以前は、
20チームとか18チーム集まっていて、百数十人はいたと思いますが…。
外国人の参加は増えたけれど、
日本人が減ったかなと。
ー今後、リーグをどのようにしていきたいと考えていますか?
リーグ運営においても課題は見えています。
方向性としてやっていきたいことの1つは、リーグに関わる人を増やすことです。
外国人はもちろん、日本人も含めて、
もっと多くの人に良い休日を提供できるような環境を整えたいです。
その一方で、運営側の人材である
広島大学の学生たちも毎年入れ替わります。
過去に作成されたマニュアルや手順が
うまく引き継がれていない問題もあるため、
円滑に引き継げるようになると良いな、と。
リーグを存続していけることが大切かなと
考えていますので、そのためのアイディアや仕組みを整えていけたら良いですね。