シナジーの「ドリーム」について、小濱部長にその背景や取り組み、将来の展望をお話しいただきました!

ーまずシナジーの「ドリーム」とは何なのでしょうか?

「ドリーム」は弊社が掲げる大きな目標の一つで、
2018年に策定されました。

具体的には「ぐっとくる10人の経営者と、
ぐっとくる100億円のグループ企業へ」
掲げています。
1社あたり売上10億円の規模感で、
10社のグループ企業を作っていくイメージです。

もともとは、2014年ごろより
「100人の経営者と100億円のグループ企業」という
ビジョン・メッセージ的なものとして、
存在はしていたんです。
ただ、オープンにはしておらず、
社長が「こういう企業にしたい」と語ることが多かったですね。

会社が目指す姿として「ドリーム」と定義し、
経営計画書にも載せたのは、2018年のことです。

1社あたり売り上げ1億円の企業を目指すのは、
現実的に考えるといかがなものか、
会社として安定する規模感はどれくらいなのか等を
再考して、今のドリームが策定されました。

そして2024年8月には、期限を会社創立50周年となる2045年とすることを決めました。

ーどうしてドリームを策定することになったのでしょうか?

2014年ごろから多くの新規事業に挑戦したものの、
2018年ごろからそれらを縮小させる
経験もしました。

変化に強い会社にしていく必要性を感じたので、
ドリームを策定したんです。

ーシナジーという1つの会社の規模拡大ではなく、グループ企業「10社それぞれが10億円規模」を目指すのは何故でしょうか?

トップダウンで、1人の経営者が会社を大きくするほうが効率は良い。

人間は「考える」という行動に対して
タンパク質とブドウ糖を消費するため、
脳はこの栄養分を過度に消費しないように、
横着するようにできている。

考えることをやめてしまうと、
今度は変化に対応できなくなり、
リスクが増えてしまう。

私たちは、一人の経営者が意思決定をすることで
思考停止が起きてしまうのではないかと
考えています。

だから、複数の経営者と切磋琢磨しながら
この会社を強い組織にしていくほうが効果が大きくなると思っています。

経営者がたくさんいるほうが、
一人では描けない世界が描けるようになるのではないかとも考えています。

また、1社あたり売上10億円という規模感に対しても
10億円の売上があれば、未来への投資ができる最低金額だろうと想定しています。

ードリーム実現のため、具体的に取り組んでいらっしゃることはありますか?

各事業部や会社の方向性を5年ごとに設定した
「中期経営計画」を作っています。
2025年から2030年のものだと「プラン2030」です。

そして現在は、経営採用支援部でドリーム実現のための動きをしています。
まずはこの事業部でスモールスタートを切って、
その結果を持って他事業部でも水平展開できたら良いな、と。

具体的にやったことは、事業部の仕組み改善です。
お客様の「人を採用したい」というニーズに対して
「標準化」を行いました。

ーちなみにシナジーでいう「標準化」とはなんでしょうか?「マニュアル化」みたいなイメージですか?

マニュアルは、何かのやり方を事細かに
書きますよね。
料理でいうとレシピみたいなものです。

それに対して標準化は、
コースみたいなものと言えます。
最初に前菜が出て、メインが出る等の大枠は
決まっているけれど、詳細はシェフに任せられていますよね。

流れは決まってるけれど、
詳細は個人にある程度裁量がある。
これをシナジーでは「標準化」と呼んでいます。

お客様から採用のことでご相談を頂いた際に
どのように対応するか、掘り下げていっています。

ーそれでは、今後取り組みたいことは何ですか?

まずは「言語化」と「仲間集め」です。
シナジーの文化や価値観といった抽象的な部分を、
どう具体化して言葉にしていくかが大事ですね。

個の夢(ドリーム)を応援できる環境も
整えていきたいですし、並行してシナジーのドリームも叶えていけるのが理想です。

また、既存事業+その支店展開だけで10億円規模の会社を作るのは追いつかない。
そのため、新規事業への種まきや情報収集も行いたいと考えています。

それから投資の必要性を感じているのは、
AIまわりですね。
早い段階でキャッチアップして事業運営や
意思決定に役立て、競争力を強化していきたいです。

ードリームに関連した部分で、求職者の方や社員に向けてのメッセージをお願いします。

シナジーで働くメンバーには、
目の前の仕事に全力を尽くして、お客さんに喜んでもらうことを第一に頑張ってほしい。
そのためにも「学ぶこと」を習慣にしてほしいです。

ドリームを「ぐっとくる10人の経営者と、
ぐっとくる100億円のグループ企業へ」
としていますが、経営者になれと強制するつもりはないんです。

ただ、会社として向かうところは
きちんと示しておきたい。
それで「面白い会社の一員だな」と思いながら働いてもらえたら、嬉しいですね。

また、個々の「ドリーム」を応援できる
環境の整備も私たちの使命だと思っています。
夢といっても必ずしも壮大である必要はなくて、
なんでも良いし、たくさんあって良いんです。
「結婚したい」とか「子どもがほしい」とか。

個人の夢や目標、志を叶えられる環境で働きながら
会社としてのドリームにも手を貸してもらえたら
良いなと。
私たちが目指す方向に、共感・賛同してくれる人と
一緒に働いていきたいですね。

ー小濱部長、ありがとうございました!