【人事の方向け】初めての外国人採用でよくある不安・問題点と対策
藤原 幹雄
今回は、外国人採用に関して
お客様からよく聞かれる不安や疑問にお答えします。
外国人の採用を検討している企業にとっては、
さまざまな不安がつきものです。ここでは、
初めて外国人を採用する際に多くの企業が抱える不安と、
それに対する実情や対応策をくわしくご紹介します。
1. コミュニケーションの不安
外国人とのコミュニケーションがスムーズにできるか、
不安に感じるとよく聞きます。一番心配される事項と言っても
過言ではありません。特定技能の外国人はある程度
日本語を話せるのですが、多くの企業は
実際にどれくらい話せる人なのかイメージがついていません。

対応策:百聞は一見にしかず。まずは面接を実施して、
外国人候補者と直接話してみることをおすすめします。
面接する=雇用が確定するわけではありません。
それに、仮に採用となってもそこから相手側にも
準備期間があります。面接の時点で、
完璧に受け入れ体制が整っている必要はないのです。
いざ候補者とWEB面談をしてみると
「意外と話せる」と感じるお客様を何人も見てきました。
不安が拭えないのであれば、面接時に通訳の同席も可能です。
採用後の実務においては、以下のような工夫で
コミュニケーションの障害を減らせるでしょう。
・ゆっくり話す
・ジェスチャーを使う
・一文を短くする など
また、細かいニュアンスや真意を伝える必要がある場合は、
弊社も間に入ります。母国の通訳さんが同席することも可能です。
2. トラブルの可能性
「外国人がトラブルを起こすのでは」と心配する声も聞きます。
おそらく、過去にメディアで見た外国人関連の
悪いニュースが印象に残っているのでしょう。
しかし、外国人もトラブルを起こす人ばかりではありません。
わざわざ日本へ働きにきているのにトラブルを起こすのは、
彼らにとってもリスクが大きいのです。
対応策:トラブルをできるだけ未然に防ぐために、
シナジーでは入国前後に外国人へ注意喚起をしています。
ただ、国によって「迷惑」の基準は異なるものです。
「迷惑をかけないようにね」と伝えても、日本人とは違う常識で
行動する人はいます。例えば、過去にあったケースでは
「ゴミをアパートの外に置く」などです。
弊社では、サポートしている企業様の外国人スタッフが住む
アパートを直接訪ねて、様子を見に行きます。
周りの方のクレームに繋がる行動がないかを確認するためです。
仕事以外の時間も外国人の様子を見ている企業は多くないので、
私どもで気づいた部分があれば、その都度指導をしています。

3. 事故や病気への対応
仕事中の事故や病気への対応を不安に思う企業も
少なくありません。しかし、外国人だからといって特別な対応は不要です。
対応策:事故や病気が発生したら、日本人の従業員の場合と同様に、
まず病院に連れて行きましょう。弊社がサポートする
企業様の場合ですと、初期対応を行った後は弊社へ
ご連絡いただいています。必要な手続きは、基本的に
病院や我々のようなサポート機関(登録支援機関)など
各所から指示があるので、焦る必要はありません。
また、現場での安全教育を徹底し、日本人と同様の対応を
行うことで、リスクを最小限に抑えられます。
4. 受け入れ体制の整備
「まだ外国人を受け入れるための体制が整っていない」
と仰る企業は多いです。しかし、海外の候補者を
面接してから入社までは、最低3〜6ヶ月はかかります。
そのため、面接前の時点で必要な準備は、
実はそれほど多くありません。敢えて言うとすれば、
外国人を受け入れる心構えが必要です。
対応策:外国人の面接をする時点で最低限必要なことは、次の通りです。
①入社時の教育担当
②外国人の給料や待遇を決めておくこと
③貴社で働く魅力やメリット
以前は、外国人が働く上で何よりも「給与」が大事でした。
しかし、近年は人間関係や生活環境を重要視する傾向が
みられます。そもそも今は円安なので、給与だけで見ると
日本以外にも魅力的な国があるのです。治安の良さや、
仕事以外の環境を考慮して日本を選ぶ方も少なくありません。
そのため、休みの日の楽しみや身の回りのサポート体制
といったメリットをアピールするのが良いでしょう。
5. 転職の可能性
採用した外国人が転職する可能性を懸念する声も聞きます。
気持ちもわかりますが、これに関しては
日本人も同じではないでしょうか。
対応策:特定技能の場合は転職が可能ですが、
技能実習生の場合は転職ができません。
(※2027年には技能実習制度は廃止され、新制度では
一定の条件下で転職が可能となる予定です)
日本で働く外国人は、特定技能よりも技能実習のほうが多いです。
技能実習と特定技能を比較の上で活用しつつ、
転職されない環境づくりをしていきましょう。
特に海外から来日する外国人は期待と不安が
入り混じっておりますので、そういった方に
選ばれる企業になるためには、企業の魅力発信はとても重要です。
6. 面接時の注意点
企業から聞く不安というより、私共から見て注意喚起したい点です。
それは、面接のスケジューリングのスピード。
日本人は商談やプロジェクトでも、話が始まってから
決断まで時間がかかるのが珍しくありません。
ところが、外国人(少なくとも、日本で働きたい方)は、
何かスタートしたら一気に進むものだ、という認識です。
面接をすると決まってから、スケジュール確定までが
遅いと「この会社は私と面接をしたくないから遅いんだ」と解釈します。
また、外国人も日本人と同様に複数のルートを使って
就職活動をします。そのため、せっかく希望条件に合う方が
見つかっても、待たせたことで競合他社に
先を越されることがございます。競合他社も良い候補者がいれば、
他の企業に取られないように内定から
雇用契約まで一気に進めてしまいます。
面接日程が1週間決まらなければ、
他社に流れる可能性が高いと覚えておいてください。
対応策:日本へ働きにくる外国人は、1日でも早く働くために、
スピーディな対応を望んでいる方がほとんどです。
誰を面接するか決めたら、できるだけ早く対応をしてください。
肌感覚ですが、たとえば1週間待たせるのは
私たちが1ヶ月待たされるのと同等の感覚なのだと思います。
実際に、面接の日時を調整中は候補者から
1日2,3回催促がくることもザラです。ぜひ、日程調整時の
スピード感を意識してみてください。
以上、これから外国人を採用したい企業様に向けて、
6つの不安や注意点と対応策を記載しました。
株式会社シナジーでは、特定技能などの制度を活用して
外国人を採用したい企業様をサポートしています。
お気軽にお問い合わせください!
執筆者
藤原 幹雄
【採用のプロが推す】採用課題解決の特効薬!
『広島県採用手法向上ハンズオン支援補助金』徹底解説 貴社の採用活動は順調でしょうか? 特に新卒採用においては、 「良いインターンシップが実施できない」 「内定辞退に悩まされている」といった、 専門的なノウハウが求められる課題が多く聞かれます。 そこで今月は、広島県内の中小企業の皆様の採用力を 確かなものにするための、強力な支援策 「広島県採用手法向上ハンズオン支援補助金」をご紹介します! 補助金の概要と目的 この補助金は、広島県が、県内中小企業等の採用力向上 を図り、主に新卒大学生の県内就職を促進することを目的に開始したものです。 県が登録したコンサルタント事業者の支援を受け、 自社の採用手法を構築・向上させる事業に対し、その経費の一部を補助します。 対象企業: 広島県内に本社等を有し 、 新卒の採用実績(過去3年間)と採用計画(今後3年間)を持つ中小企業等が対象です。 補助率・上限:補助対象経費の1/2を補助し 、上限は40万円です。 どのようなことができるのか?(ハンズオン支援の内容) この補助金の最大の特長は、 「ハンズオン(伴走)支援」の名が示す通り、 単なる費用補助ではなく、プロのコンサルタントによる実践的なノウハウ提供が受けられる点です。 支援内容は、貴社の課題に応じて以下の3つのプログラムから選択できます。 ●インターンシップ充実プログラム プログラムの作成・実施、採用リクルーターの育成 、 実施後の応募へのつなげ方など、インターンシップを核とした一連の流れを構築します。 ●内定辞退抑制プログラム 内定者つなぎ止め企画の作成・実施、 内定辞退防止のためのリクルーター育成など、定着に向けた手厚いフォロー体制を築きます。 ●総合支援プログラム 上記2つに加え、採用ターゲット・ペルソナの明確化、 相互理解が深まる採用選考面接の作成や 面接官の育成、採用基準の作成など、総合的な採用体制のブラッシュアップを図ります。 特に、採用ターゲットの設定から内定者フォローに 至るまで、新卒採用に必要なあらゆる要素をプロの視点で構築できる点が、この支援の大きな強みです。 活用するメリットと得られる成果 メリット1 新卒採用のノウハウを確実に入手できる 「何から手を付けて良いかわからない」という状態から 脱却し、専門家が持つ最新の採用トレンドや成功事例に基づいた、自社に合った採用戦略を構築できます。 これにより、試行錯誤の時間を大幅に削減し、採用成功の確度を向上できます。 メリット2 企業の負担軽減と実行のスピードアップ この補助金は、なんとコンサルタント事業者が申請手続きを行う仕組みになっています。 煩雑な行政手続きの手間が大幅に軽減されるため、 企業様は採用活動の実行に集中でき、スピード感を持って採用力を強化できます。 また、補助によりコスト負担も半減します。 メリット3 若手人材の獲得と定着率の向上 インターンシップから内定フォローまで、 一貫して専門的な支援を受けることで、 単なる採用成功だけでなく、相互理解が深まった状態での入社が実現しやすくなります。 結果として、若手人材の獲得と定着率の向上という、採用における二大目標の達成に大きく貢献します。 最後にーー私たちシナジーにお任せください! この度、皆様に朗報です。 弊社シナジーは、 この「広島県採用手法向上ハンズオン支援補助金」 の対象となるコンサルタントとしての認定を正式に受けております。 補助金の活用を成功させるには、事業計画の精度が非常に重要です。 弊社では、認定コンサルタントとして、 補助金の申請代行から、貴社に最適なプログラムの 立案、実行に至るまで、トータルで貴社をサポートいたします。 新卒採用を成功させ、企業成長を加速させるこのチャンスをぜひ活用しませんか? まずは、お気軽にシナジーにご相談ください。 貴社に最適な活用プランをご提案させていただきます。 [no_toc]
樋野 竜乃介
採用メディア「RecUp」に弊社が紹介されました!
この度、採用メディア「RecUp」の特集企画「採用コンサルタントが厳選!今注目のおすすめ企業特集」に弊社が掲載されましたのでお知らせいたします。 ■ 掲載記事はこちら「採用コンサルタントが厳選!今注目のおすすめ企業特集」https://recup.delight21.co.jp/archives/793 ぜひ記事をご覧いただけますと幸いです。
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広島県奨学金返済支援制度で、若手人材との出会いを広げませんか?
人材確保が難しくなる今、企業にとって 「魅力ある採用条件づくり」がますます重要です。 その中で注目されているのが奨学金返済支援制度。 広島県も補助金を用意し導入を強く後押ししています。 学生の半数以上が奨学金を利用 現在、大学生の55%、専門学校生の60%以上が奨学金を利用。 平均借入額は約310万円、理系や医療系では500万円超に達するケースもあります。 返済は平均14〜15年、毎月1.5万円前後が長く続き、 結婚や住宅購入など人生の大きな節目に影響を与えています。 こうした現実から、奨学金返済の負担を和らげる制度は 若手にとって大きな安心材料となり、企業が寄り添う姿勢を示す有効な手段になっています。 制度導入のメリット 就職先選びの際、8割以上の学生が制度を魅力的と回答 従業員の9割以上が福利厚生として重要と認識 7割以上が「従業員を大切にする会社」と評価 制度導入は、採用力強化・従業員満足度向上・定着率アップにつながります。 不公平感への懸念も、福利厚生の一選択肢としたり、対象者に採用リクルーターを任せるなどで解消可能です。 2つの制度形態 企業の方針や運用のしやすさに応じて選択できます。 1.代理返済方式 会社が直接、奨学金を返済 法人税の損金算入や賃上げ促進税制の対象 従業員には非課税扱い、社会保険料にも含まれずメリット大 2.返済支援手当方式 会社が手当を支給し、従業員が返済に充当 毎月だけでなく、ボーナス時まとめ払いも可能 広島県の補助金でさらに導入しやすく 令和7年度から「広島奨学金返済支援制度導入企業応援補助金」がスタート。 中小企業にとって大きな追い風となります。 補助率は従来の1/3から2/3へ拡充、さらに人的資本開示企業なら3/4まで補助 補助上限撤廃で高額奨学金にも対応可能 3年間まとめて交付決定で安心感大 対象は広島県内に本社を置く中小企業で、県内勤務の入社1年目の従業員。 (新卒・中途いずれも可) 2年目以降の支援は企業負担となります。 申請のコツ 7月末までに申請 → 4月分に遡って補助対象 9月まで → 新卒の返済開始(10月)に間に合う 11月まで → 冬のボーナス一括支給にも対応 翌年度から導入予定なら2月27日までの申請で2・3年目も補助対象に さらに、一般企業枠は申請3回までですが、 人的資本開示企業枠を満たせば補助率アップ&回数制限なしとなります。 まとめ 奨学金返済支援制度は、単なる福利厚生ではなく 「企業がどんな人材と共に成長していくか」 を示す戦略です。 広島県の補助金を活用して導入することで、 採用活動の強化だけでなく、若手が安心して働ける環境づくりにもつながります。 詳細は「わーくわくネットひろしま」や 「人的資本経営ひろしま」をご確認の上、ぜひ早めの導入をご検討ください。 [no_toc]
樋野 竜乃介
【お知らせ】人材総合サービス「まるっと人事」の商標登録が完了しました!
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 このたび、弊社が提供しております人材総合サービス「まるっと人事」が、2025年10月17日付で特許庁に商標として登録されましたことをご報告いたします。 これにより、「まるっと人事」が弊社の公式なサービスであることが認められました。 今回の登録を機に、ブランド価値の向上に努めるとともに、皆様により一層安心してサービスをご利用いただけますよう、スタッフ一同、サービスの品質向上に誠心誠意取り組んでまいります。 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。 人材総合サービス「まるっと人事」について 「まるっと人事」は、採用・定着・派遣・外国人・業務委託まで、「人」に関するあらゆるお悩みを、企業ごとのニーズに合わせて最適な形でご提案・解決するサービスです。 このようなお悩みは「まるっと人事」が解決します! 採用しても、なかなか社員が定着しない 急な欠員が出てしまい、現場の業務が止まってしまう 外国人材の採用に興味はあるが、ノウハウがなく不安 社員の定着率が悪く、評価制度の見直しも必要だと感じている 清掃や製造など、特定の業務を丸ごと外部に委託したい 採用活動に専念できる担当者が社内にいない 「まるっと人事」3つの特長 ワンストップで対応 採用戦略から定着支援、外国人材の紹介、業務委託まで、人事に関するあらゆる課題に一括で対応可能です。 広島県を中心とした地域密着のサポート 地域に根差しているからこそ、各企業の文化や特性を深く理解し、丁寧できめ細やかな支援を実現します。 柔軟なカスタマイズ対応 企業の業種や規模に応じて、最適なプランを柔軟に設計。中小企業の皆様にもご利用しやすい価格で、経営の戦略パートナーとして実務レベルまでサポートします。 人材に関するお悩みやご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 [→ お問い合わせフォームはこちら]https://www.kk-synergy.co.jp/contact-service/
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広島県奨学金返済支援制度で、若手人材との出会いを広げませんか?
人材確保が難しくなる今、企業にとって 「魅力ある採用条件づくり」がますます重要です。 その中で注目されているのが奨学金返済支援制度。 広島県も補助金を用意し導入を強く後押ししています。 学生の半数以上が奨学金を利用 現在、大学生の55%、専門学校生の60%以上が奨学金を利用。 平均借入額は約310万円、理系や医療系では500万円超に達するケースもあります。 返済は平均14〜15年、毎月1.5万円前後が長く続き、 結婚や住宅購入など人生の大きな節目に影響を与えています。 こうした現実から、奨学金返済の負担を和らげる制度は 若手にとって大きな安心材料となり、企業が寄り添う姿勢を示す有効な手段になっています。 制度導入のメリット 就職先選びの際、8割以上の学生が制度を魅力的と回答 従業員の9割以上が福利厚生として重要と認識 7割以上が「従業員を大切にする会社」と評価 制度導入は、採用力強化・従業員満足度向上・定着率アップにつながります。 不公平感への懸念も、福利厚生の一選択肢としたり、対象者に採用リクルーターを任せるなどで解消可能です。 2つの制度形態 企業の方針や運用のしやすさに応じて選択できます。 1.代理返済方式 会社が直接、奨学金を返済 法人税の損金算入や賃上げ促進税制の対象 従業員には非課税扱い、社会保険料にも含まれずメリット大 2.返済支援手当方式 会社が手当を支給し、従業員が返済に充当 毎月だけでなく、ボーナス時まとめ払いも可能 広島県の補助金でさらに導入しやすく 令和7年度から「広島奨学金返済支援制度導入企業応援補助金」がスタート。 中小企業にとって大きな追い風となります。 補助率は従来の1/3から2/3へ拡充、さらに人的資本開示企業なら3/4まで補助 補助上限撤廃で高額奨学金にも対応可能 3年間まとめて交付決定で安心感大 対象は広島県内に本社を置く中小企業で、県内勤務の入社1年目の従業員。 (新卒・中途いずれも可) 2年目以降の支援は企業負担となります。 申請のコツ 7月末までに申請 → 4月分に遡って補助対象 9月まで → 新卒の返済開始(10月)に間に合う 11月まで → 冬のボーナス一括支給にも対応 翌年度から導入予定なら2月27日までの申請で2・3年目も補助対象に さらに、一般企業枠は申請3回までですが、 人的資本開示企業枠を満たせば補助率アップ&回数制限なしとなります。 まとめ 奨学金返済支援制度は、単なる福利厚生ではなく 「企業がどんな人材と共に成長していくか」 を示す戦略です。 広島県の補助金を活用して導入することで、 採用活動の強化だけでなく、若手が安心して働ける環境づくりにもつながります。 詳細は「わーくわくネットひろしま」や 「人的資本経営ひろしま」をご確認の上、ぜひ早めの導入をご検討ください。 [no_toc]
樋野 竜乃介