弊社では、採用活動の中で面接や適性検査の他に、
選考課題を実施しています。
選考課題とは、学生ごとに課題を提示し、
取り組んだ課題を次回の面接の時に発表してもらいます。
例えば、2025年卒の学生には下記のような選考課題を出しました。
◯選考課題例
・シナジーの採用を成功させるには?
・シナジーで新しく事業を行うなら何?
・シナジーの各事業部の強み・弱みを分析し、
〇〇さんならどう活躍できるかプレゼンしてください。
選考課題で意識していることは、ネットの情報だけでなく
シナジーに対する理解を深めなければできない内容にすることです。
シナジーに対する理解を深めるために、シナジーのHPを始め、
これまで聞いた内容を整理することはもちろん、
社員へのヒアリングを実施しなければなりません。
学生自身が、ヒアリングの質問項目を考え、
実際に社員へヒアリングをしたことを整理し、
課題に対する発表資料を作成し、
次の選考の時に発表してもらう流れになっています。
選考課題の目的は2つあります。
①選考課題を通して、面接では測れない適性を見ること
面接だけでは、候補者の全てを見極めることはできません。
面接だけで見極めてしまうと、かなりの確率で
ミスマッチが生まれてしまいます。
特に学生は就業の経験が乏しく、実績などで
判断することができません。 学生自身も、働く上での適性を
理解していない場合が多いため、ミスマッチを生んでしまいます。
そこで、選考課題を通して学生がどのような姿勢で
取り組んでいるのかを見ることで、自社に
マッチしているかどうかを見極めるようにしています。
例えば、ヒアリングの仕方はどうか、ヒアリング内容の理解は
できているか、発表資料のまとめ方や発表内容の論理は
合っているかなど、課題を通して見極めるようにしています。
また、学生ごとに弊社社員がメンターとして
ついているのですが、メンターに資料のチェックや
相談を行うようにしています。 その際に、
課題の進め方なども見るようにしています。
②シナジーの理解度を深め、より魅力に感じてもらうこと
選考課題に取り組んでもらうことで、
シナジーの理解をより深めてもらい、
魅力に感じてもらうことも意識しています。
面接だけでは、どうしても情報や関わるメンバーの偏りが
出てしまいます。 選考課題を通し、採用メンバー以外にも
関わってもらうことを意識しています。
また、選考課題というアウトプットがあることで、
受動的ではなく、能動的にシナジーの情報を
集めるようになります。そうすることで、
インプットの質が上がり、より理解が深まるようになります。
選考全体で重要にしているのは、
”いかにシナジーのことを考えている時間を多くするか”ということです。
インターネットの普及や採用のオンライン化が進んだ結果、
多くの企業の選考を受けることも、選ぶこともできる時代になりました。
そのような時代で、忘れられず、しっかりと興味を持ち続けてもらうために、
”いかにシナジーのことを考える割合を増やすか”ということを意識しています。
そのため、前回ご紹介した単純な面接回数も多いですし、
選考課題という手段を用い、シナジーのことを
考える機会を増やすようにしています。
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